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【超重要】愛犬に合ったドッグフードの選び方!与える際の6つの注意点とは?

ドッグフードは種類が多く、愛犬に最適な商品がどれなのかわからないと悩む方は多いと思います。栄養成分や原材料の表示をみても何が安全なのかいまいちわからないということも。

ここでは愛犬のライフステージや体質などに合ったドッグフードの選び方をご紹介します。正しい選び方でドッグフードを選択し、食事で必要な栄養をバランスよく摂取させてあげましょう。

ドッグフードを与える際の注意点や保存方法についても合わせてチェックして、より安全・快適な食事タイムにしてあげてください。

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ドッグフードの種類

ドッグフードは水分量によってドライフード・ソフトドライフード・ウェットフードの3種類に分けられます。ドライフードが定番ですが、必要に応じてソフトドライフードやウェットフードも活用して、愛犬が栄養を摂取しやすいようにしましょう。

ドライフード

ドッグフードの中で最もよく使用される形状。水分量を10%程度にすることで長期保存が可能になっています。開封後も常温保存ができ、ふやかして与えるなど柔らかさを調整できるのも魅力。価格も他の種類のドッグフードに比べてリーズナブルです。

ウェットフード

水分量が75%程度のウェットフードは、噛む力が弱くなった老犬や体調が悪く食欲がないときの食事に。缶詰やパウチで密閉状態で販売されており、開封後は冷蔵保存し、すぐに使用する必要があります。成犬期に与える場合はウェットフードのみではなく、ドライフードと組み合わせて与えることをおすすめします。

ソフトドライフード

ドライフードとウェットフードの中間に位置し、固形ではあるもののカリッとした食感はなく歯が弱くても噛みやすい形状です。ドライフードよりこちらを好むワンちゃんは多いですが、賞味期限が短めということに注意が必要。半生フード、セミモイストフードとも呼ばれます。

ドッグフードの原材料表示

ドッグフード選びでチェックしておきたいのがパッケージに表示されている原材料表示です。ドッグフードには以下の項目を表示することが義務付けられており、原材料欄を見ることでドッグフードに含まれる原材料(添加物も含む)を確認できます。

  • フードの名称
  • 賞味期限
  • 原産国名
  • 原材料名
  • 事業者名と所在地

どの年齢の犬を対象としたものなのか、1日の食事量の目安、栄養成分やカロリーなども表示されているので、ドッグフード選びや食事の与え方の参考になります。

原材料は使用量の多い順に表示されており、商品によっては原材料名だけでなく分類や栄養成分まで細かく表示しているものもあります。

ドッグフードに使われる原材料例

ドッグフードに表示されている原材料名を見ても、あまり聞いたことがない用語だらけでいまいちわからないという方もいるでしょう。ドッグフードによく使用される原材料を簡単にご紹介します。

  • ミール(チキンミール・フィッシュミールなど):お肉や骨を粉末状にしたもの。水分をなくして粉末状にすることでドライフードに適した原材料となります。
  • 肉類:牛・豚・鶏・羊などの肉並びにその副産物や加工品
  • 副産物:家禽や家畜の体の中で正肉とされる部分以外のこと。レバー・ハツ・タン・ミノなどが含まれます。
  • コーン・コーンミール:トウモロコシ由来の原材料で、かさ増しでドッグフードに使われることが多いです。アレルゲンにもなりうるのでアレルギー持ちのワンちゃんは注意。
  • ビートパルプ:砂糖の原材料となる野菜から糖分を抽出して残った繊維分。腸内環境を整えてウンチを固める効果があります。
  • トコフェロール(ビタミンE):植物性油脂から精製される成分で、脂肪酸やビタミン類の酸化を防止する役割があります。
  • ローズマリーオイル:抗酸化力が非常に強く、天然由来の酸化防止剤としてドッグフードによく配合されています。
  • 亜麻仁:オメガ3のような必須脂肪酸を含み、細胞機能や免疫機能を高めたり毛質をよくする効果があります。
  • グルコサミン:関節炎を予防する効果が期待できるとされ、老犬用のドッグフードに含まれていることが多いです。

ドッグフードに使われる添加物

人間用の食品と同じようにドッグフードにも酸化防止剤・保存料・着色料などの添加物が使われています。できれば無添加のものが良いところですが、長期保存を可能にしたり、輸送中の腐敗を防いだりするためにドッグフードの添加物は必要です。

添加物には天然由来のものと科学的に合成されたものがあるので、なるべく天然由来のものにこだわった商品を選ぶことをおすすめします。以下は愛犬に安心して食事を楽しんでもらうために避けた方が良い添加物の例です。

  • エトキシン:肝機能障害や発がん性があるとされています。あまり多くはありませんがドッグフードに使用されていることもあるので要チェックです。
  • ブチルヒドロキシアニソール(BHA):人間用の食品やドッグフードに酸化防止剤として使われるものですが、長期摂取で発がん性や染色体異常などの危険性があると報告されています。
  • ジブチルヒドロキシトルエン(BHT):安定剤として幅広く使用されている添加物。BHAと同じく染色体異常などの危険性が報告されています。
  • 着色料(赤色◯号・青色◯号):発がん性の疑いがあるとされ、一部使用が禁止されています。

犬は色の区別がほとんどつかないからドッグフードはどんな色でもいいよ!着色料不使用のドッグフードもあるね!

ドッグフードとキャットフードの違いは?

ドッグフードは味見するものでもないし、原材料の表示を見てもキャットフードとの違いはあまりわかりませんよね。それでも「犬専用」や「猫専用」として異なる商品が販売されているのは、犬と猫では必要な栄養素やその割合が違うからです。

キャットフードにもドッグフードと同じように総合栄養食というものがありますが、犬用に比べて高タンパク・高脂質の配合となっています。目の健康維持に必要なタウリンが含まれること、味付けが濃いめで塩分が多いこともキャットフードの特徴です。

キャットフードを犬に与えると栄養や脂質、塩分の取りすぎとなり、病気や肥満の原因になることもあります。猫と同居しているとキャットフードを食べたがる子もいるかもしれませんが、愛犬にはその子の身体に合ったドッグフードを与えることが大切です。

ドッグフードの選び方〜基本〜

ドッグフードの選び方の基本となるポイントを3つご紹介します。ポイントを抑えた上で、愛犬にぴったりのドッグフードを探しましょう。

総合栄養食を選ぶ

毎日の主な食事となるドッグフードは「総合栄養食」といわれる製品を選びます。総合栄養食とは、犬に必要な栄養素をバランスよく含み、この製品と水のみで健康状態を維持できるよう開発された製品です。

総合栄養食の他には、おやつなどの「間食」、病気の治療などに使われる「療法食」があります。間食はあくまで嗜好品として、療法食は獣医師の指導の元で与えることが大切です。

愛犬の年齢に合わせて選ぶ

犬のドッグフードの選び方の基本中の基本となるのが愛犬のライフステージに合ったものを選ぶということです。人間と同じように犬も子犬のときからシニア期まで成長に合わせて適切な栄養素が変化していきます。

また、歯や噛む力の強さ、消化機能などの変化に合わせて適切な大きさやかたさのドッグフードに変えていくことも大切です。

ドッグフードのパッケージには対象となる月齢や年齢が表示されているので、愛犬のライフステージに合ったドッグフードを選びましょう。

愛犬のサイズに合わせて選ぶ

ドッグフードは年齢だけでなく犬のサイズによっても異なる商品が展開されています。歯や口の大きさに合わせて食べやすいサイズのドッグフードを選んでください。

肥満になりやすい犬種、足腰を痛めやすい犬種、など犬種によって違った栄養バランスの商品を展開しているメーカーもあります。

ドッグフードの選び方~子犬~

犬は生後6週間頃までは母乳で育て、以降徐々にドッグフードに慣らしていきます。子犬の成長はとても早く、短い期間で様々な体組織が作られていくため、少量でもしっかりと栄養がとれる高タンパク・高カロリーのドッグフードがおすすめです。

強い骨や歯を作るのに必要なカルシウム・マグネシウム・リンやビタミンがバランスよく含まれていることも大切です。

ドッグフードを食べ始めた頃にはうまく飲み込んだり消化したりできないこともあるので、消化の良いドッグフードを選び、お湯で柔らかくして与える必要があります。生後3ヶ月頃からはドライフードをそのまま食べられるよう慣らしていきましょう。

子犬にドッグフードを与える回数

  • 生後6ヶ月頃まで:1日3回
  • 生後7ヶ月以降:1日2回

ドッグフードのふやかし方

生後3ヶ月頃までの子犬の食事の準備ではドッグフードをふやかす必要があります。1回の食事分のドッグフードを器に入れたら、フードが浸るくらいまでぬるま湯を注ぎ、10〜15分ほど放置したら完了です。

この時、熱湯を入れてしまうと栄養素が破壊されてしまう可能性があるので必ずぬるま湯(30〜40℃)でふやかしてください。

子犬のおやつはいつから?ガムは?月齢別おすすめレシピや市販のおやつをご紹介

ドッグフードの選び方~成犬~

成犬期にはそれぞれの犬にとって理想的な体型や体重を維持するための食事が大切です。6大栄養素がバランスよく摂取できるものを選び、選択肢も多いので反応を見て好みのドッグフードをみつけてあげるといいでしょう。

この時期に新しいドッグフードを与えることで、アレルギーが見つかることもあると思います。その場合はアレルゲンとなる物質を特定し、その物質が使われていないドッグフードに切り替えましょう。

運動量も増えて食欲旺盛で、急いで食べてしまう子もいます。飲み込んでも喉に詰まらないサイズのものにし、一気食い防止の器などを活用することをおすすめします。

成犬にドッグフードを与える回数

  • 1日2回

ドッグフードの選び方~老犬~

個体差はありますが、一般的に小型・中型犬は10歳頃から、大型犬は7歳頃から老犬(シニア犬)といわれます。愛犬がシニア期に入っても以前と変わらず元気いっぱいという場合も、内臓機能は少しずつ衰えていることも。

この時期には胃に負担の少なく、高タンパク・低カロリーの食事に切り替えていく必要があります。噛む力が弱くなってきたら、ドライフードをふやかすか、ソフトドライフードやウェットフードを与えることも考えましょう。

関節炎予防のためにグルゴサミン入りのドッグフードを選ぶのもおすすめです。食欲がないときは愛犬の好きな食材をトッピングするなど工夫してしっかりと食事から栄養をとれるようにしてください。

老犬にドッグフードを与える回数

  • 1日2回
    ※加齢が進んで一度に食べられる量が減ったときは、1日3〜4回に分けて与えることをおすすめします。
【老犬に最適】柔らかい手作りご飯レシピ11選!与える際の注意点とは?

ドッグフードの選び方~妊娠・授乳〜

愛犬が妊娠したときの食事は、お腹にやさしく消化しやすいドッグフードにします。妊娠初期には食欲不振となるワンちゃんもいるので、少量で栄養がしっかりとれるものを選びましょう。

高たんぱく質・高エネルギーの食事が必要な授乳期には、子犬用のドッグフードを多めに与えるのもおすすめです。子犬及び母犬用といった表示のあるドッグフードが最適です。

妊娠・授乳中にドッグフードを与える回数

  • 1日2回
    ※食欲不振のときは1日3〜4回に分けて少量ずつ与えてください。

ドッグフードの選び方~ダイエット~

愛犬が肥満になってしまうと、それが原因で関節に負担がかかったり内臓の病気になったりと健康上の問題が起きるリスクが高まります。犬が自らダイエットを行うことはできないので、飼い主さんが食事や運動習慣を変えて減量の手助けをしていかなければなりません。

ダイエット中の愛犬には高タンパク・低脂質の食事がポイントです。原材料に動物性脂肪ではなく、中性脂肪の増加を抑えやすい魚油や亜麻仁油が使われているドッグフードがおすすめです。

肥満の一番の原因がおやつの与え過ぎによるものです。総合栄養食のドッグフードはそれだけで必要な栄養・カロリーが摂取できるよう考えられて作られたものなので、おやつを与える場合はその分主食のドッグフードを減らすことをお忘れなく。

ドッグフードの選び方~アレルギー~

愛犬に食物アレルギーがある場合はドッグフード選びもより慎重に。犬のアレルゲンとなりうる原材料は、肉類・穀物・野菜・果物など種類が多く、なかにはドッグフードに含まれる添加物で症状を引き起こす子もいます。

どの原材料がアレルギーの原因かわからない場合は、獣医師に相談して一度血液検査を受けてみるといいでしょう。アレルギーのあるワンちゃんにはできるだけ原材料が少ないドッグフードや低アレルゲンと表示されているドッグフードがおすすめです。

穀物アレルギーのある子はグレインフリーのものを選びます。おやつは無添加のものも多いので、無添加の商品を選ぶか手作りしてあげましょう。

ドッグフードの選び方~療法~

ドッグフードのなかには病気の犬の治療のために作られた療法食というものもあります。これは症状に応じて必要となる栄養素が多めに含まれており、健康な犬の食事には適しません。

療法食は獣医師に指導されたときのみ与えるものなので、飼い主さんが自己判断で与えることのないようにしてください。何日も続く体調不良や食欲不振など何か心配事があれば、まず獣医師に相談して食事のアドバイスをもらいましょう。

ドッグフードを与える際の注意点

ここまでご紹介した選び方を参考に、愛犬に合ったドッグフードを選んだら、次は食事を与えるときの注意点・ポイントもチェックしておきましょう。

間違った与え方をすると愛犬に適したドッグフードでも健康維持のためにうまく活用できないこともあります。

常温で与える

ドッグフードは基本的に常温で与えます。ドライフードもウェットフードも常温保存のものが多く、与える際に温めたり冷やしたりする必要はありません。老犬になって食欲がない場合などは匂いがわかりやすいように少し温めてあげるのもおすすめです。

運動の直前直後は避ける

散歩や遊びなど、運動の直前直後に食事をさせるとお腹を壊す原因になるのでその時間を避けるように食事時間を調整してください。

食事の邪魔をしない

愛犬の食事場所は静かで落ち着けるところにし、食事中に邪魔をしないようにしましょう。いつも穏やかなワンちゃんでも食事中に触れられると怒るということもあります。一度あげたドッグフードやおやつを取り上げないことも大切です。

食事に適した器を選ぶ

ドッグフードを入れる器は愛犬の口のサイズに合わせ、食べやすい深さのものを選びます。また、あまり首を下げることなくスムーズに食べられるよう食器を台に置くなどして少し高さをつけてあげるのがおすすめです。

フードボウルが斜めになったものや、台付きのもの、早食い防止対策でデザインされたものなど様々な器が販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

おやつを与える時は量を減らす

ドッグフードには1日に必要となる栄養とカロリーがしっかりと含まれています。ドッグフードに加えておやつを与えてしまうと肥満の原因に。おやつの量は1日のカロリーの10〜20%以内にし、その分ドッグフードの量を減らしてください。

切り替えは徐々に

ドッグフードを別のドッグフードに切り替える場合は、一気にではなく少しずつにしてください。急にドッグフードを変えてしまうと、胃がびっくりして消化不良を起こすことがあります。

最初は現在のドッグフードに少し加える形で、日に日に新しいドッグフードの比率を増やしていき、1〜2週間かけて切り替えるようにしましょう。

ドッグフードの保存方法

ドッグフードの保存方法については各商品に表示されている方法に従ってください。美味しさを保って長持ちさせるポイントは以下の4つです。

  1. 空気に触れさせず密閉
  2. 高温多湿を避ける
  3. 日の当たらない場所で保存
  4. 食べ残しを戻さない

ドッグフードの袋にはチャックがついているものもありますが、ない場合は密閉できる容器に移して保存するようにしてください。切り口を折ったり輪ゴムでとめたりするだけでは不十分です。

保存場所は湿度が低く、涼しいところ。湿気る原因になるのでドライフードを冷蔵庫で保存するのはおすすめしません。ウェットフードは開封後は要冷蔵の場合がほとんどです。ただし開封後はなるべくその日中にすべて使用するようにしましょう。

食べ残しのドッグフードを袋に戻すと細菌が繁殖する危険があるので、戻さないようにしてください。

愛犬の年齢や体質に合ったドッグフードを!

愛犬の成長や健康維持のためにはライフステージや体質に合わせたドッグフードを選ぶことが大切です。総合栄養食のドッグフードだけでもかなりの数の商品が販売されているので、口コミなども参考に慎重に選びましょう。

パッケージに表示されている原材料もチェックし、できるだけ天然由来の添加物が使われているものを選ぶことをおすすめします。愛犬に適したドッグフードを与え、元気に過ごしてもらいましょう!

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