マルチーズは古くから愛玩犬として多くの国で愛されてきた人気犬種です。マルチーズの人気の理由は小柄なサイズや可愛さに加え、その性格にも。
ここではマルチーズの性格の傾向やマルチーズを飼うときのポイントをご紹介します。必要なケアをし、愛犬の健康を維持しましょう。
Table of Contents
マルチーズってどんな犬種?
マルチーズは船員のペットとして紀元前から世界中を旅してきた犬種で、世界最古の愛玩犬といわれています。
白くて長い被毛は柔らかく、シルクのような触り心地です。理想とされるマルチーズのサイズは体高22~25cm、体重3.2kg以下で小型犬種に分類されます。
マルチーズとトイプードルやチワワなど他の小型犬種のミックス犬も人気が高まっており、国内で見かけることも多いです。
マルチーズの性格①温厚
マルチーズは基本的に温厚で子どもとも仲良くできるため、小さな子どものいる家庭でも飼育しやすいです。表情も優しく甘え上手なので、飼い主さんをメロメロに。
ただし、甘やかしすぎるとわがままになるので子犬の頃からしっかりメリハリをつけてしつけする必要があります。
マルチーズの性格②明るい
マルチーズは明るくフレンドリーなので、他の犬やペットとも楽しく遊べます。小さな体ですが、遊ぶのが大好きなので毎日の散歩は欠かせません。
運動不足は肥満やストレスの原因になるので、散歩に行けないときも室内で体を動かせてあげてください。
マルチーズの性格③勇敢
マルチーズは温厚な性格をしていますが、警戒心が強い一面もあります。怖いなと感じた時は、自分より体の大きな犬にも勇敢に立ち向かっていくことも。
吠え癖がついてしまわないよう、飼い主さんが愛犬の吠えをコントロールできるよう子犬の頃からしつけましょう。
マルチーズを飼う際のポイント
マルチーズを飼育する際に必要なケアやマルチーズが好発犬種とされる病気をご紹介します。病気予防のためにできることはし、愛犬に元気に過ごしてもらいましょう。
マルチーズは抜け毛の少ないシングルコートの犬種ですが、毎日のブラッシングや定期的なトリミング(カット)が必要です。長く細い毛は絡みやすく、毛玉ができて皮膚トラブルの原因になります。
予防接種が済んでいない子犬のうちは汚れたらすぐに優しく拭き取るようにし、成長してからは1〜1.5カ月に1度の頻度でカットしてあげましょう。
愛犬におすすめのシャンプー20選!人気商品をタイプ別にご紹介マルチーズは甘えん坊で飼い主さんに抱っこされるのが大好きな子が多いです。ついつい甘やかしたくなるかもしれませんが、子犬のうちから甘やかしすぎるということを聞かなくなってしまいます。
コミュニケーション不足も吠えの原因となる可能性があるので、メリハリが大切です。悪いことをしたときは毅然とした態度で、褒めるときはたくさんスキンシップをとって大げさに褒めましょう。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝のお皿状の骨がずれてしまう病気です。片足を上げて歩いたり、散歩中に急に動かなくなったりした場合、注意が必要です。先天性の場合と事故などで足をぶつけたことなどによる後天性の場合があります。 - 外耳炎
外耳道の形が変形したり、外耳道の自浄作用が低下することで発症する病気です。外耳炎の原因には構造的な問題のほか、耳ダニやマダニなどの寄生、アトピーや食物アレルギー、腫瘍などの疾患も挙げられます。 - 僧帽弁閉鎖不全症
血液を全身に送り出すために必要な僧帽弁が変性し、閉鎖不全を生じる病気です。小型犬種のシニア犬で発症が多く、重症となると命の危険に関わります。 - 流やけ
何らかの原因で涙が多く出て、涙で濡れた部分の毛が赤茶色に変色することを言います。トイ・プードルやマルチーズは先天的な鼻涙管閉塞が原因となることが多いです。
マルチーズは明るく優しい人気者
マルチーズの性格の傾向や飼育の際のポイントについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?マルチーズは明るい性格で飼い主さんに甘えるのが大好きです。
しつけのときはメリハリをつけ、甘えさせるときはたくさんスキンシップをとってあげましょう。被毛や皮膚の健康維持のために毎日のブラッシングや定期的なトリミングはお忘れなく。