シニア犬のドッグフードにどんなものを選べばいい?おすすめの市販品は?など、シニア犬の食事に関する気になる情報をまとめてみました。
シニア犬にドッグフードを与える際の注意点や愛犬が食べない時の対処法なども合わせてチェックして、愛犬の食事を見直しましょう。
Table of Contents
シニア犬のドッグフードの選び方

シニア期に入った愛犬にドッグフードを選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
もし腎臓病や肝臓病にかかっていて、療法食を与える場合は獣医師に相談して愛犬に合ったドッグフードを選ぶようにしてください。
対象年齢に合っている
ドッグフードには子犬用・成犬用・シニア犬用など、対象となるライフステージや年齢が表記されています。
愛犬の年齢に合ったシニア犬用のものか、全年齢対象となっているドッグフードを選びましょう。
愛犬が食べやすいサイズや固さ

シニア犬は噛む力が衰えたり、うまく飲み込めなくなったりしてこれまでのドッグフードでは大きすぎたり固すぎたりすることがあります。
愛犬の食べやすいサイズや固さのドッグフードを選び、安全に食べられるようにしてあげてください。ドライフードが食べにくそうであれば、ウェットフードへの切り替えも考えましょう。
シニア犬に合った原材料・成分を配合
シニア犬には子犬や成犬期とは違った栄養バランスが必要となります。消化吸収によく、体の衰えをサポートする成分を配合したドッグフードが重要です。
臓器の炎症を抑えたり、皮膚や被毛の健康をサポートするオメガ3・6脂肪酸、関節ケア成分のグルコサミンやコンドロイチンを配合しているかチェックしましょう。
なるべく添加物を使用していない

添加物はドッグフードがすぐに腐らないようにするためなどに必要なものですが、なかにはできれば避けたいものもあります。
着色料や香料、甘味料など、なくても問題のない添加物は使用してないドッグフードの方が安心です。

シニア犬のドッグフードおすすめ①ピッコロ
ピッコロのシニア犬用ドッグフードは7歳以上の犬向けに、カロリー・脂質を控えめにしたドライフードです。
シニア犬が元気に運動できる体を維持できるようグルコサミンやコンドロイチンを配合。原材料の70%がチキンとサーモンで、高タンパクで愛犬の食欲をそそります。
シニア犬のドッグフードおすすめ②サイエンス・ダイエット
ヒルズのサイエンス・ダイエットのシニアプラスは、10歳以上のシニア犬の健康をサポートします。比較的安い商品で、コスパが良いと評判です。
消化に良い高品質の自然素材を使用し、健康な関節や筋肉を維持するカルシウムやグルコサミン、カルニチンも配合。この商品の他、肥満傾向にあるシニア犬向け商品などもあります。
シニア犬のドッグフードおすすめ③アカナ
アカナのシニアドッグは肥満になりやすいシニア犬に配慮し、肥満の原因となる米、とうもろこし、小麦といった穀類、タピオカ、ジャガイモは一切使用せず作られています。
肉や魚、卵なども厳選された素材を使用しており、シニア犬の皮膚や被毛の健康をサポートするオメガ3脂肪酸も豊富に配合。大容量で高めですが1kgあたりで考えると比較的安い価格帯です。
シニア犬のドッグフードおすすめ④このこのごはん
このこのごはんは子犬からシニア犬まで全年齢対象の国産ドッグフードです。鶏肉(ささみ・レバー)、鹿肉、マグロ肉をバランス良くブレンドし、高タンパク・低カロリーを実現。
香料、着色料、保存料、発色剤、酸化防腐剤などは不使用で、安心して与えられます。小麦グルテンフリーなので小麦アレルギーのあるワンちゃんにもおすすめです。
シニア犬のドッグフードおすすめ⑤オリジン
オリジン・オリジナルはアメリカなどで人気が高く、数々の受賞歴を誇るドッグフードです。原材料には放し飼いの鶏肉や七面鳥、自然の海で捕獲された魚(カレイ)などが使用されています。
原材料に使われる食材はいつ、どこで、誰が作ったものか明確となっているので安心です。
シニア犬のドッグフードおすすめ⑥カナガン
カナガンの全年齢対象のドッグフードは原材料の50%以上がチキンという、高タンパクでワンちゃんの食欲をそそる商品です。
穀物の代わりに食物繊維が豊富なサツマイモやエンドウ豆を使用し、シニア犬の消化機能の衰えにも配慮。小型犬でもシニア犬でも食べやす小粒サイズです。
シニア犬のドッグフードおすすめ⑦シュプレモ
ニュートロのシュプレモドッグフードは栄養豊富な自然素材を厳選しブレンドすることで、犬の好む美味しさに。シニア犬の関節や消化吸収、美しい被毛の健康をサポートする成分も配合しています。
それぞれの素材に含まれる栄養素同士の相互作用も考えながらブレンドしているので栄養バランスもばっちり。比較的安いため、コスパ重視の方にもおすすめです。
シニア犬のドッグフードおすすめ⑧うまか
九州産の華味鳥(鶏肉)をたっぷり使った国産ドッグフードです。高タンパク・低脂質で、愛犬の内臓に負担をかけずに必要な栄養を摂取させられます。
小麦グルテンフリーで、お腹の調子を整えるビフィズス菌とオリゴ糖も配合しているので、お腹が弱いシニア犬にもおすすめです。
シニア犬の食事の注意点

シニア犬にドッグフードを与える際に注意しておきたいこと、工夫した方がいいことなどをご紹介します。
シニア犬は一度に多くのドッグフードを食べると、消化器官に負担がかかり、下痢や嘔吐などを引き起こしてしまうことがあります。
1回の食事量を減らし、1日3〜4回に分けて与えるようにしましょう。
シニア犬になると足腰が弱くなり、食事の体勢で痛みを感じたり、ドッグフードがスムーズに喉を通らなくなったりすることがあります。
愛犬があまり首を下げずに楽な体勢で食べられるよう、台などで食器の高さを調整してあげてください。
水をあまり飲まずに水分不足になってしまうシニア犬もいます。そんな時はドッグフードをふやかしたり、水分を含むウェットフードに切り替えたりして、食事からも水分が取れるようにしましょう。
シニア犬の食べない時の対処法

シニア犬がドッグフードを食べない時は、食の好みの変化やドッグフードが食べにくい、運動不足でお腹が空いていない、など様々な理由が考えられます。
そんな時は以下の方法を試し、愛犬の様子を見てみてください。
ドライフードを与えている場合は、お湯や犬用ミルクを加えてしばらく置き、ふやかしてあげてみてください。柔らかくて食べやすくなり、香りも強くなって食欲が出るかもしれません。

ドッグフードに肉や野菜など、愛犬の好きな食材を少量トッピングしてあげるのもおすすめです。手作りしてもいいですし、市販のトッピングもたくさん販売されています。

ドライフードからウェットフードに切り替えてみるのもひとつの対処法です。水分が不足しがちなシニア犬も、食事から水分が取れて助かります。

シニア犬には食べやすく栄養たっぷりのドッグフードを!

いかがでしたか?シニア犬のドッグフードには消化吸収がしやすく、臓器や関節、皮膚や被毛の健康維持に役立つ成分を豊富に含むものを選びましょう。
ドッグフードを食べない場合は、ふやかしたりトッピングをしてあげたりして、愛犬の食欲をそそる工夫をしてあげてください。愛犬が美味しく食べてくれる安心・安全のドッグフードが見つかりますよに。