Warning: Undefined variable $post in /home/r3166634/public_html/dogoh.jp/magazine/wp-content/themes/sango-theme-poripu/functions.php on line 12

Warning: Attempt to read property "ID" on null in /home/r3166634/public_html/dogoh.jp/magazine/wp-content/themes/sango-theme-poripu/functions.php on line 12
DOGOH OFFICIAL STORE

犬が水を飲まない理由や対処法を徹底解説!水分不足が原因の病気に注意

愛犬がなかなか水を飲まない、急に水を飲まなくなったけれど理由がわからなくて困っているという飼い主さん必見!犬が水を飲まない時に考えられる理由と必要な水分をとらせるための対処法をまとめてご紹介します。

犬が水を飲まないことで起こりうる症状や病気についても知り、愛犬をそれらのリスクから守ってあげましょう。

犬が一日に必要な水の量は?

犬が1日に必要な水分摂取量の目安は、体重の40〜60倍(ml)といわれています。体重5kgの犬の場合200〜300ml、体重10kgの犬の場合400〜600mlほどです。

愛犬がこんなにたくさん水を飲まないという方も多いでしょう。この水分摂取量の目安には食事から摂取できる水分も含まれているため、実際に水を飲む量はもっと少なくなります。

また、気温や運動量などによっても必要となる水分摂取量は変動するので、あまりに多すぎたり少なすぎたりしない場合はそれほど心配はいりません。

犬が水を飲まない理由は?

犬が水を飲まないのには主に以下のような理由が考えられます。病気などが原因でない限り、ちょっとした工夫で解決することが多いので、愛犬の様子や水を飲む場所の環境に問題がないかよくチェックしてみてください。

水分が足りている

愛犬が水をあまり飲まないという場合、単純に水分が足りていてそれ以上必要ないのかもしれません。特にウェットフードや手作り食にはたくさんの水分が含まれていることがほとんどなので、直接水を飲む量は減ります。

老化による代謝の低下

老化によって基礎代謝が低下することも、犬があまり水を飲まない原因に。筋力が落ち、運動量も減っていくにつれ、必要な水分量も減少します。シニア犬用のドッグフードは柔らかくするために水分を多く含んでいることがほとんどなので、それも以前(ドライフードを与えていた時)ほど水を飲まない理由となるでしょう。

水が汚れている

水を入れるボウルやボトルを綺麗に洗っていなかったり、長時間水を取り替えたりしていなかったりすると、愛犬が嫌がり、水を飲まない可能性があります。できるだけ頻繁に取り替え、いつもきれいな水を飲めるようにしてあげてください。

気温が低い

人間と同じように寒い時期にはあまり水を飲みたがらなくなることが多いです。しかし、冬の室内は暖房機器の使用などによって乾燥しがちなので、加湿や水を飲ませる工夫が必要となります。

病気やケガ

病気やケガが原因で水を飲まないということも考えられます。口内炎や歯茎の腫れなどによって、食べたり飲んだりするのが苦痛になっているかもしれません。

また、ヘルニアや関節痛などでこれまでのような姿勢でうまく水を飲めない可能性も。口元に水を持っていき、手から飲むかどうか確認してみてください。

犬が水を飲まないことで起こる病気

犬が必要な分だけ水を飲まないことが続くと、水分不足が原因で以下の病気になる可能性が高まります。なかには命の危険に関わる病気もあるので十分注意が必要です。

  • 熱中症
  • 結石症
  • 尿毒症
  • 腎臓病
  • 歯周病

熱中症

暑い中で長時間過ごし、体温が上がりすぎることで引き起こる危険な病気です。夏の屋外だけでなく、熱がこもる車の中や家の中でも要注意。夏の散歩は朝晩の涼しい時間帯にし、途中で水分補給をすることもお忘れなく。

結石症

尿に含まれるミネラル成分が濃くなりすぎ、結晶化する病気です。頻尿や血尿の症状が出て、悪化すると急性腎不全を引き起こすことも。十分な水を飲まないとトイレの回数が減り、結石症発症のリスクを高めてしまいます。

尿毒症

腎機能の障害によって有害物質が体内に蓄積されることで起こります。症状は食欲不振、嘔吐、意識障害、口からアンモニア臭がするなど様々です。偏った食事や過剰なストレスを避けることも予防につながります。

腎臓病

腎臓の機能が弱り、排泄されるべき老廃物が体内に蓄積されてしまう病気です。短期間で引き起こる急性腎障害と長い期間で腎機能が低下していく慢性腎臓病があります。悪化すると尿毒症に発展することも。予防のためには、塩分を控えた食事と新鮮な水がいつでも飲める環境を保つことが大切です。

歯周病

犬は人間に比べて歯垢が歯石にかわるスピードが速く、その歯石にまた歯垢がつくことを繰り返し、口内に炎症が起きてしまいます。歯周病は多くの犬でみられる病気ですが、放っておくと口内以外の各臓器にも悪影響を及ぼすことも。予防のためにも適度な水分摂取や毎日のデンタルケアは外せません。

犬が水を飲まないときの対処法

愛犬が水を飲まない時に飼い主さんに試してほしい対処法をいくつかご紹介します。水を飲まない理由がわからない場合も、これらの対処法を試し、愛犬の様子を見てみてください。

食事で水分をとらせる

普段ドライフードを与えているのであれば、ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、水分を多く含むトッピングを加えたりして食事から水分をとらせましょう。

手作りのトッピングを加える場合は、カロリーの過剰摂取にならないよう、ドッグフードの量を減らして調整してください。

ドッグフードのふやかすのはいつまで?正しい与え方を徹底解説

水分の多いおやつを与える

夏の暑い時期に水を飲まないと熱中症にあるリスクが高まるので、おやつなどで水分補給させます。ゼリー状のおやつを購入したり、ささみ寒天などを手作りしてあげるといいでしょう。小さく切ったスイカも水分補給に最適です。

水の種類を変える

犬に与える水は水道水(軟水)で問題ありません。しかし、暑そうにしているのに水を飲まないという場合などは、少し味のついた犬用スポーツ飲料を飲ませるのもおすすめです。夏には凍らせてシャーベット状にし、お散歩の後のクールダウンに活用できます。

水の温度を変える

冷たい水を好むワンちゃんもいれば、ぬるい水しか飲まないというワンちゃんもいます。いつもとは違った温度の水を与えてみて、愛犬が飲むかどうか確認しましょう。氷を浮かせると氷で遊びながら水分をとるようになる子もいます。

給水器を工夫する

水を入れるボウルやボトルなどが合っておらず、飲みにくいと感じているかもしれません。給水器の形を変えたり、高さを調整したりして愛犬が飲みやすいよう工夫してあげてください。

愛犬が水を飲まない時はちょっとした工夫を!

犬が水を飲まない理由や病気のリスク、対処法などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?犬が水を飲まない場合、体の異常のほか、水が新鮮でなかったり、気温が低くて冷たい水を飲みたくなかったり、と様々な理由が考えられます。

給水器や水の温度を変えてみたり、食事から水分がとれるようにしたりして、愛犬が必要な量の水を摂取できるよう工夫しましょう。水を飲まない以外に何か気になる症状があれば、早めに獣医師に相談してくださいね。