可愛いペットとはできればずっと一緒にいたいものですが、飼い主さんも様々な理由で外出することがあり、愛犬に留守番してもらうことがあるでしょう。
ここでは、犬を何時間まで留守番させられるのか、愛犬が上手に留守番するためにできることは何かなどをまとめてご紹介します。犬の留守番を助けるサービスもあるので、長時間留守番させなければならない時などはそれらの利用も検討してください。
Table of Contents
犬の留守番は何時間まで?
犬が留守番できる時間は犬の年齢や性格によって異なるので、はっきりと何時間が限界と決めることはできません。愛犬がどのくらいの時間留守番できるかは、トイレや食事などの回数を目安にして考えましょう。
例えば子犬の場合、生後8〜10週未満で約1時間ごと、生後3か月で約3時間ごとに排泄をするといわれています。トイレシートを置いていても、一度おしっこをしたところではしたくないので、我慢したり、トイレではないところで粗相をしたりしてしまうことも。
子犬は成犬に比べて食事を与える回数も多いので、3〜4時間を超える留守番は難しいです。生後6か月以上になると排泄の感覚も6時間以上空くとされているので、日中は少しずつお留守番時間を長くしていっていいでしょう。
成犬で留守番に慣れている子であれば、飼い主さんが仕事に出ている時など、9〜10時間の留守番でも平気なことも多いです。
犬に留守番させる時のポイント
愛犬を留守番させる前にしておきたいこと、注意点をご紹介します。飼い主さんの姿が見えない留守番時間は、ただでさえ不安で寂しく、ストレスを感じるものなので、なるべく愛犬が安心して過ごせるよう準備することが大切です。
留守番の前にお散歩
留守番の前にお散歩に出かけ、コミュニケーションをとったり、排泄を済ませたりさせてあげましょう。運動後で自然と眠くなり、留守番中に寝て過ごすことができます。
トイレも家の中ではしたくないワンちゃんもいるので、留守番前に済ませておくと長時間我慢する必要がなくなります。
快適に過ごせる環境にする
愛犬を留守番させる時は、愛犬の過ごす場所の温度や湿度に注意が必要です。夏は室内でも熱中症対策をし、暑い日はエアコンをつけたまま出かけるようにしましょう。設定温度は低くしすぎないようにしてください。
冬には防寒対策としてペット用湯たんぽやブランケットなどを活用します。コードがある暖房器具は齧ってしまったり、おしっこをかけてしまったりする可能性もあるので使わないようにしましょう。
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留守番中に愛犬をフリーにさせるか、ペットケージやサークルに入れるかは愛犬の性格や問題行動があるかなどを考慮して決めていいです。
ただし、フリーにする場合は床に落ちているものの誤飲や家具などを倒してしまうことがないよう十分注意が必要です。家中を自由に動き回れるよりも、囲われたケージやハウス型ベッドの方が落ち着いて寝られるという子も多いです。
飼い主さんの匂いのついたタオルなどをベッドに置いてあげるのもおすすめです。
退屈にならないようおもちゃを与える
留守番中にずっと寝ている子もいますが、起きていて退屈だと感じるワンちゃんもいます。持続性のあるおもちゃを与えて、ひとりで遊べるようにしてあげましょう。誤飲したり首に絡まったりする可能性があるおもちゃは避けてください。
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分離不安のあるワンちゃんは飼い主さんが出かける準備をしたり、申し訳なさそうに行ってきますと言ったりすることでさらに不安に感じることがあります。
出かける直前は過度に遊んだりなでたりせず、静かに出かけましょう。愛犬の留守番前の散歩も出かける直前でなく、少し時間があけられるように余裕を持って行ってください。
犬が上手に留守番できるようにするためのしつけ
犬に留守番をしてもらう前にやっておきたいトレーニングについてご紹介します。様々なことを吸収する子犬の頃からしつけを行うことが大切です。
成犬は留守番中に排泄をしなくても大丈夫なことが多いですが、長時間の我慢はよくないので、散歩中以外にも排泄できるようトイレトレーニングをしておくことをおすすめします。
子犬のうちは排泄回数が多いので、その分トイレトレーニングをする機会もたくさん。忙しくてトレーニングできないという場合は、しつけ教室などを利用するのもいいでしょう。
普段の就寝時や留守番中にペットケージやサークルで安心して過ごせるようトレーニングします。愛犬のサイズにあったベッドを用意し、居心地の良い空間にしてあげてください。
ケージで寝てもらえれば留守番中の誤飲やいたずらの心配もほとんどなくなります。
犬の留守番を助けるサービス
子犬を留守番させる時や成犬でも長時間留守番させる時は、以下のようなサービスを活用するのもおすすめです。預かり時間の間にしつけをしてくれたり、散歩に連れて行ったりしてくれるところもあるので、いくつか比較して希望にあったものを選びましょう。
ペットシッター
ペットシッターさんが自宅に来てくれて、飼い主さんに代わって愛犬のお世話をしてくれます。いつも過ごしている家なので、他の犬や新しい場所が苦手なワンちゃんも安心です。
犬の保育園・幼稚園
犬の保育園や幼稚園では、子犬の社会化を進めたり、基本コマンドのしつけなどを行ってもらえます。ドッグラン付きの施設は運動不足気味のワンちゃんにおすすめです。
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旅行に出かける時は信頼できるペットホテルに愛犬を預けましょう。宿泊以外にも1時間から預かってくれるペットホテルもあります。
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留守番中に愛犬がどう過ごしているか気になる飼い主さんは多いでしょう。そこでおすすめなのがペットカメラです。
ペットが過ごす部屋にこのカメラを置いておくと、ペットの動きを捉えて自動追尾します。カメラに撮影された動画は飼い主さんのスマホの専用アプリで確認でき、スマホからカメラの向きを操作することも可能です。
初月は無料でお試しできるので、気になる方は是非チェックしてみてください。
留守番中も愛犬が安心できる環境に!
犬の留守番についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?生後6か月までは排泄や食事の回数が多いので、長時間留守番させることは難しいです。どうしても留守番が長くなるという場合はペットシッターや犬の保育園などのサービスを活用することも検討しましょう。
家で留守番させる場合は、温度や湿度に気をつけ、安心して寝られるベッドやケージを用意してあげてください。ずっと寝ているとは限らないので、持続性のあるおもちゃも与えてあげましょう。