犬がメインキャラクターとして登場する映画はとてもたくさん。どの映画を観ようか迷う方もいるでしょう。ここでは犬の映画でおすすめの作品を厳選してご紹介します。
長年愛され続けてきた名作から近年公開された話題の映画まで、見応えがあり、人気の高い作品が目白押しです。簡単なあらすじをチェックして、気になる映画をみつけましょう。
Table of Contents
犬の映画おすすめ作品①HACHI 約束の犬
日本はもちろん、世界で最も有名な日本犬といえば「ハチ公」を思い浮かべる方は多いでしょう。1987年に日本で映画化された秋田犬の忠犬ハチの物語が、舞台をアメリカに移して「HACHI 約束の犬」として再度映画化。
リチャード・ギア演じる大学教授パーカーと”ハチ”と名付けられた秋田犬の絆を描く感動の物語です。愛情いっぱいにハチを育てるパーカーと飼い主の帰りを健気に待つハチの姿に、人と犬との深い信頼関係を感じずにはいられません。
公開年 | 2009年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ラッセ・ハムストレム |
出演 | リチャード・ギア 他 |
出演犬種 | 秋田犬 |
犬の映画おすすめ作品②マリと子犬の物語
2004年10月23日に起きた新潟県中越地震によって大きな被害を受けたエリアのひとつ、山古志村(現・長岡市)。その山古志村で人々を勇気づけた奇跡のエピソードを基にした映画です。
地震後、無人となり荒廃した自然のなかで必死に3匹の子犬たちを守る母犬マリとマリたちの無事を祈る家族それぞれの16日間が描かれています。原作の絵本『山古志村のマリと三匹の子犬』も必見。子を守る母の強さと優しさに感動させられます。
公開年 | 2007年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 猪股隆一 |
出演 | 船越英一郎、松本明子、広田亮平 他 |
出演犬種 | 柴犬 |
犬の映画おすすめ作品③101匹わんちゃん
子どもから大人まで幅広い層から人気を集めるディズニー映画。そのなかでたくさんのダルメシアンが登場する有名な長編アニメーションが「101匹わんちゃん」です。
毛皮マニアのクルエラに誘拐された子犬たちを、そのうち15匹の子犬の親であるポンゴとパーディが救出する様子を描いており、見ているこちらも応援したくなります。ポンゴとパーディーそれぞれの飼い主のラブロマンスも見どころのひとつです。
公開年 | 1961年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ケン・ピーターソン |
出演 | ロッド・テイラー 他 |
出演犬種 | ダルメシアン |
犬の映画おすすめ作品④ベートーベン
犬が登場する人気コメディ映画といえばベートーベン。ニュートン家に紛れ込んだセント・バーナード犬が次々に巻き起す騒動や子どもたちと親友になっていく様子が微笑ましい映画です。
しかし、一家の主ジョージは大の犬嫌い。そんなジョージのベートーベンに対する行動や気持ちの変化にも注目して楽しみましょう。続編も複数公開されているので合わせてチェックしてみてください。
公開年 | 1992年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ブライアン・レヴァン |
出演 | チャールズ・グロディン 他 |
出演犬種 | セントバーナード |
犬の映画おすすめ作品⑤犬と私の10の約束
犬の立場から飼い主へのお願いを列挙した作者不詳の短篇詩「犬の十戒」をヒントにして生まれた映画です。母親が入院し、父親も仕事で忙しい日々を過ごす中、寂しい思いをしていた少女あかりのそばにいてくれたのが愛犬のソックス。
ソックスを飼う時に母親があかりに伝えたのが、ソックスがあかりにお願いしたい10のこと(約束)です。愛情いっぱいにソックスを育てていたあかりですが、成長し生活環境が変わるとソックスに冷たくしてしまうことも。この映画を観て、愛犬への接し方を改めて考えさせられる飼い主さんもいるでしょう。
公開年 | 2008年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 本木克英 |
出演 | 田中麗奈、加瀬亮 他 |
出演犬種 | ゴールデンレトリーバー |
犬の映画おすすめ作品⑥僕のワンダフル・ライフ
「HACHI 約束の犬」の監督としても知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督がベストセラー小説を実写化した感動の物語。
飼い主のイーサンのことが大好きなゴールデン・レトリバーのベイリーは、寿命を終えてもまたイーサンに会うために生まれ変わりを繰り返します。人と犬、人と人との絆を感じられ、犬を飼っている方もそうでない方も心あたたまる作品です。
公開年 | 2017年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ラッセ・ハルストレム |
出演 | デニス・クエイド、ペギー・リプトン 他 |
出演犬種 | ゴールデンレトリーバー、ジャーマンシェパード、コーギーなど |
犬の映画おすすめ作品⑦ハチ公物語
1987年に公開され、多くの人々に愛されてきた人気映画。主人公のハチは渋谷駅前にある”忠犬ハチ公像”でもとても有名ですね。
ハチは子犬の時に東京の大学教授の家に贈られ、教授と信頼関係を築いていきます。そんなハチの日課が教授を駅まで送り迎えすること。飼い主の帰りを信じ、健気に待ち続けるハチの姿に多くの人が涙を流します。
公開年 | 1987年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 神山征二郎 |
出演 | 仲代達矢、八千草薫、石野真子 他 |
出演犬種 | 秋田犬 |
犬の映画おすすめ作品⑧ペット
子どもから大人まで楽しめる犬の映画でおすすめなのが「ペット」です。「ミニオンズ」で知られるイルミネーション・エンターテイメントとユニバーサル・ピクチャーズが作り上げた映画で、ペットの生き生きとした姿が鮮やかなアニメーションで表現されています。
飼い主さんの知らないペットの世界を覗いているような気分で、ユーモアたっぷりのペットたちの表情や行動にも魅了されることでしょう。ワンちゃん以外に猫やうさぎなども登場します。
公開年 | 2016年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | クリス・ルノー |
出演 | ルイス・C・K、エリック・ストーンストリート 他 |
犬の映画おすすめ作品⑨マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと
2008年に公開され、日本でも人気を集めた犬の映画です。「プラダを着た悪魔」などで知られるデビッド・フランケル監督が指揮をとり、ラブラドール・レトリーバーと飼い主である夫婦の関係の変化などを描いています。
子育ての予行演習のつもりで子犬マーリーを飼い始めた新婚夫婦は、想像以上にやんちゃなマーリーに困らされてばかり。しかし少しずつ絆を深め、マーリーからたくさんのことを学びます。犬を飼っている方はきっと愛犬が大切なことを教えてくれいてるなぁ、と再確認することでしょう。
公開年 | 2008年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | デビッド・フランケル |
出演 | オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストン |
出演犬種 | ラブラドールレトリーバー |
犬の映画おすすめ作品⑩ベイブ
子どもから大人まで幅広い世代に人気の映画「ベイブ」。主人公のベイブはブタですが、牧羊犬のフライもこの映画でとても重要なキャラクターです。母犬フライはベイブを自分の子どもたちと同じように可愛がり、農場のルールを教えていきます。
農場主のアーサーはベイブに牧羊犬の代わりをさせようとしますが、ベイブは臆病で牧羊犬のようにはうまくいきません。しかし、ベイブはベイブのやり方でその役割を果たすことに成功。登場する動物たちの関係にも注目してお楽しみください。
公開年 | 1995年 |
制作国 | オーストラリア |
監督 | クリス・ヌーナン |
出演 | ジェームズ・クロムエル 他 |
出演犬種 | ボーダーコリー |
犬の映画おすすめ作品⑪わんわん物語
1956年の公開から長年愛され続けてきたディズニーの名作映画のひとつです。タイトルからもわかるようにワンちゃんたちが主人公のストーリー。個性豊かなキャラクターたちがスリルある冒険を繰り広げます。
お嬢様犬レディと野良犬トランプのラブストーリーと美しい音楽が心に残り、観終わった後は心がホッとあたたまることでしょう。
公開年 | 1956年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ケン・ピーターソン |
出演 | ペギー・リー、ラリー・ロバーツ 他 |
出演犬種 | アメリカン・コッカー・スパニエル、ブラッドハウンド、スコティッシュ・テリアなど |
犬の映画おすすめ作品⑫101
ディズニーの人気アニメーション映画「101匹わんちゃん」の実写版映画。たくさんのワンちゃんたちやメインキャストの軽快で表情豊かな演技に引き込まれます。
映画に登場する悪役ヴィラン・クルエラが主人公の実写映画「クルエラ」も2021年に公開されているので、こちらもぜひお楽しみください。
公開年 | 1996年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | スティーヴン・ヘレク |
出演 | グレン・クローズ、ジェフ・ダニエルズ 他 |
出演犬種 | ダルメシアン |
犬の映画おすすめ作品⑬犬ヶ島
日本を舞台にしたストップモーション映画です。近未来の日本を描いており、外国から見る日本の姿を皮肉も含めながら独創的に表現しています。
犬インフルエンザが大流行するメガ崎市の市長はすべての犬を犬ヶ島へ追放。愛犬のスピッツを助け出すために少年アタリが犬ヶ島に渡って他の犬たちとともにスピッツを探すストーリーです。最後の展開まで目が離せません。
公開年 | 2018年 |
制作国 | アメリカ |
監督 | ウェス・アンダーソン |
出演 | ブライアン・クランストン、コーユー・ランキン |
犬の映画おすすめ作品⑭南極物語
南極観測のために南極に向かった隊員たちと15匹のカラフト犬の姿を描いた、実話を基にした映画です。悪天候のため活動を中止し、南極基地を去ることになった越冬隊。
しかし犬たちを連れて帰ることはできず、置き去りにしてしまいます。日本に戻り、置き去りにした犬たちのことを考え苦悩する隊員と極寒の地で懸命に生きようとする犬たちの姿を交互に描いたスケール感たっぷりの作品です。
公開年 | 1983年 |
制作国 | 日本 |
監督 | 蔵原惟繕 |
出演 | 高倉健、渡瀬恒彦、岡田英次 他 |
出演犬種 | カラフト犬 |
犬の映画おすすめ作品⑮名犬ラッシー
名作小説を基にし、2006年に公開された少年と犬の絆を描いた感動作です。イギリスで暮らす少年ジョーにとって愛犬のラッシーは大親友のようなかけがえのない存在。
しかし、生活に困った両親がラッシーを売ってしまい、ふたりは離れ離れになってしまいます。ジョーに会いたい一心でジョーの元へ戻ろうとするラッシーの姿に画面越しから声援を送りたくなることでしょう。
公開年 | 2006年 |
制作国 | アイルランド・イギリス・フランス合作 |
監督 | チャールズ・スターリッジ |
出演 | スティーブ・ペンバートン、ジョナサン・メイソン 他 |
出演犬種 | ラフコリー |
犬の映画で人と犬の絆に感動!
犬が登場するおすすめ映画をご紹介してきましたが、気になる作品はありましたか?犬の映画は感動するもの、悲しいもの、ちょっぴり笑えるものなど様々なストーリーがありますが、どれも犬と人との関わり方や絆について改めて考えさせられるものばかりです。
犬を飼っている方はもちろん、そうでない方も共感したり心が温まったりする作品も多いので、ぜひたくさんの犬の映画を観てみてください。