フサフサの長い毛が魅力のポメラニアン。トリミングや毎日のケアが大変そうと思う方も多いかもしれません。ここではポメラニアンのトリミングの必要性や人気のカットスタイルをご紹介します。
ポメラニアンの被毛を短くカットすることのメリットやデメリット、注意点もチェックし、安全にトリミングを行いましょう。
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ポメラニアンにトリミングは必要?
ポメラニアンはトイプードルやシュナウザーなどと違い、一定の長さまでしか毛が伸びないため、トリミングの必要がない犬種です。
ただし、抜け毛対策や手入れのしやすさ、イメージチェンジなどを目的に、トリマーさんに愛犬のカットをしてもらうという飼い主さんもいます。
その場合は月に1回〜2ヶ月に1回程度の頻度で、シャンプーと合わせてトリミングを行ってもらうという方が多いです。
トリミングは自宅で行うこともできますが、皮膚を傷つけたり、想像通りに仕上がらなかったりする可能性があるので、トリマーさんにお願いすることをおすすめします。
ポメラニアンのサマーカットについて
寒さには強い傾向のあるポメラニアンは、夏の暑さには弱いといわれています。長い被毛で覆われていると暑そうだな、と感じる飼い主さんもいるでしょう。普段愛犬のカットはしないという方でも、夏だけサマーカットと呼ばれる短めのスタイルにすることも。
ポメラニアンのサマーカットにはデメリットもあるので、それらに納得の上、愛犬のサマーカットをするかしないか決めましょう。
サマーカットのメリット
- シャンプーとドライヤーが楽になる
- 皮膚の状態が確認しやすい
- 洋服が似合う
ポメラニアンの毛は長くて多いため、シャンプーで洗ったり、ドライヤーで乾かしたりするのに時間がかかりますが、サマーカットでは時短に。
皮膚の状態も見やすくなるので、アトピーや皮膚炎などがあるポメラニアンは、獣医師に短くするようアドバイスされることもあります。
また、サマーカットにするとどんな洋服でも着やすく、似合うことが多いです。
サマーカットのデメリット
- 毛が伸びなくなる可能性がある
- 皮膚が紫外線に晒されやすくなる
- こまめなカットが必要になる
ポメラニアンの毛をバリカンで刈ってしまうと、毛が伸びなくなったり、毛質が変わったりする可能性があります。そのため、トリマーさんによってはカットをおすすめしないということもあるでしょう。
被毛は皮膚を守る役割もあります。短くしてしまうと皮膚が紫外線に晒されやすくなり、皮膚トラブルの原因となることも。
体の部分によって毛が伸びるスピードが異なるので、バランスのとれた見た目を維持するためにこまめなカットが必要になり、トリミング代がかかることもデメリットのひとつです。
ポメラニアンの人気カットスタイル①柴犬カット
柴犬カットはポメラニアンやチワワの人気カットスタイルです。全体的に毛を短くし、柴犬のフォルムを意識してお尻や尻尾の毛もカット。
耳は三角に見えるようにすっきりカットすることで、より柴犬らしい見た目になります。
ポメラニアンの人気カットスタイル②ライオンカット
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ライオンカットでは、ライオンのたてがみのように顔や胸周りの毛を残して、体全体は短めにカットします。尻尾もライオンのように先だけ残したスタイルに。
トリマーさんによってはバリカンで刈る場合もありますが、その後元のように毛が生えなくなるリスクもあるので、事前に聞いて相談してから決めてください。
ポメラニアンの人気カットスタイル③テディベアカット
トイプードルの人気カットスタイルとして知られるテディベアカットは、ポメラニアンにもよく似合います。体や手足の毛は短くしすぎず、ふんわり仕上げ、顔と耳が丸くなるようにカット。
クリクリの目も合わさり、とても可愛いぬいぐるみのようになります。
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ポメラニアンの毛は長く、量も多いので皮膚がわかりづらくてハサミやバリカンでケガをさせてしまうことがあります。慣れないカットで急に動き出したり、大きなストレスを感じたりしてしまうことも。
無理はせず、トリマーさんにお願いすることをおすすめします。もし自宅で行う場合は、肉球の間やお尻の周りなど、汚れやすいところだけを慎重にカットする程度にしましょう。
使用する道具は人間用ではなく、必ず犬用のハサミやバリカンを使ってください。
ポメラニアンのカットは絶対に必要ではない
ポメラニアンのカットについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?ポメラニアンはトリミング犬種ではないので、定期的なカットが必要ではありません。
夏の暑い時期には柴犬カットやライオンカットで短くすっきりカットするという飼い主さんもいますが、その場合はトリマーさんにお願いしましょう。
カットは必要なくても、毎日のブラッシングや定期的なシャンプーは行い、被毛と皮膚の健康を保ってあげてください。
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