かわいい愛犬には美味しくて栄養たっぷりのおやつを食べさせてあげたいですよね。市販のおやつを購入するのもいいですが、ペットの好みに合った食材を使って無添加のおやつを作ってみませんか?
ここでは愛犬に食べさせたいおすすめの無添加おやつレシピを食材別にまとめてご紹介します。お肉や野菜、果物などそれぞれの特徴をいかした美味しいおやつが目白押しです。
どのレシピも使う食材は少なく、作り方もとてもシンプルなので、料理が苦手な方もぜひ挑戦してみてください。
Table of Contents
犬の無添加おやつを手作りするメリット・デメリット
愛犬に無添加おやつを手作りすることのメリットやデメリットをご紹介します。デメリットも知り、無理のない範囲で愛犬が喜ぶおやつを作ってあげられるといいですね。
無添加おやつを手作りする一番のメリットは、自分が選んだ食材を使えることでしょう。愛犬に食物アレルギーがある場合も、その食材を避けて手作りすることができます。
無添加おやつは少しの材料ででき、調理方法もシンプルなレシピが多いので、短時間で簡単にできるのもポイントです。犬のおやつを手作りしたことがないという方も、一度挑戦してみるといいかもしれません。
手作りした無添加おやつは保存料などが含まれていないので、あまり作り置きができません。愛犬のおやつを全て手作りにしようと思うと、かなり頻繁に作らなければいけなくなります。
犬が中毒を起こす食材などについてもよく知っておき、それらの食材は絶対に使わないようにしてください。初めて使う食材は、必ず犬が食べてもいいものなのかを確認しましょう。
犬の無添加おやつ手作りレシピ~ささみ~
低脂肪・低カロリーのささみはダイエット中の犬のおやつとしてもよく選ばれる食材です。犬の毛艶を整えたり、血液や骨、内臓機能を丈夫にするのに必要なたんぱく質を豊富に含むなど、栄養面の利点もたくさん。
少量のささみなら毎日与えても大丈夫ですが、過剰摂取は消化不良や下痢の原因となるので、1日の食事の10〜20%以内にしましょう。
ペットの無添加おやつの定番といえば、多くの犬の好物である鶏ささみを使ったささみジャーキーです。使う食材は鶏ささみのみ!カットしてオーブンに入れるだけなので愛犬のおやつ作りが初めてという方にもおすすめです。塩をふるとビールによく合う、人間用のおつまみにもなります。
<材料>
・鶏ささみ 3本
鶏ささみを3mmほどの薄さにスライスする
(少し冷凍しておくとカットしやすいです)
クッキングシートを敷いた天板に重ならないように並べる
200度に予熱したオーブンで約25分焼く
できれば途中で一度裏返す
こんがりと色が付いたらオーブンから出して乾燥させたら完成
少量でおやつとしても、多めにご飯の代わりとしてもおすすめのささみのお粥。ささみや野菜の旨味が出ている茹で汁でご飯を柔らかく煮るもので、食欲がないときにも食べやすいです。入れる野菜はお好みで!
<材料>
・鶏ささみ 1本
・野菜(人参・キャベツ・グリンピースなど)
・ご飯 少量
鶏ささみをしっかりと茹で、粗熱が取れたら細かく裂く
野菜を適当な大きさに切り、柔らかくなるまで茹でる
茹で汁200ccにご飯を入れて1分加熱し、すべての具材を混ぜたら完成
犬用のささみのおやつは温かいものももちろん美味しいですが、夏には冷たいささみ寒天・ゼリーもおすすめ。
お弁当用の小さなシリコンカップで数回分に分けて作ると便利です。普段のご飯を半分ささみ寒天にして愛犬のダイエット食として活用している方もいます。
<材料>
・鶏ささみ 1本
・枝豆 適量
・粉寒天またはゼラチン
食べやすい大きさに切ったささみと枝豆を200ccの熱湯で茹でる
具だけすくい、一旦火を止めて粉寒天またはゼラチンを入れて溶かす
再度火にかけ、粉が完全に溶けたら火を止める
※分量や使い方は各商品の説明に従ってください
すくっておいた具材を容器に入れ、茹で汁を流し入れる
粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れ、固まったら完成
犬の無添加おやつ手作りレシピ~レバー~
レバーといえば高タンパク低脂質でミネラルやビタミンも豊富に含まれる栄養いっぱいの食材。愛犬にもレバーを使ったおやつでたっぷり栄養をとってもらいたいという方も多いのではないでしょうか?栄養の取りすぎには注意して普段のご飯に少しプラスして与えてあげましょう。
おやつ作りには鮮度の良いレバーを使い、茹でる・焼くなど必ず加熱調理をして与えてください。
<材料>
・レバーや砂肝 250g
レバーと砂肝を切り分けそれぞれそぎ切りにする
(焼くと縮むので少し大きめに切るのがポイント)
レバーと砂肝を数分下茹でし、水で洗う
水気を切りクッキングシートを敷いた天板に並べ、190度のオーブンで約40分
(途中で一度ひっくり返す)
しっかり焼き色が付いたら取り出し、冷めたら完成
<材料>
・レバー(鶏または豚) 100g
・薄力粉 60g
・卵 1個
・水 適量
レバーをよく洗い、フードプロセッサーにかける
薄力粉と卵を加えてよく混ぜる
※水分が足りない場合は水を加えて調整
クッキングシートの上で1cmほどの厚さに広げ、170度のオーブンで25〜30分
取り出して縦横に包丁を入れる(1つ1.5×1.5cmサイズ)
再度オーブンに戻し、約10分乾燥させる(オーブンの電源はオフ)
犬の無添加おやつ手作りレシピ~じゃがいも・さつまいも~
食物繊維やビタミンが豊富なじゃがいも、さつまいもは犬にとっても嬉しい効能が期待できるおすすめの食材です。便秘解消に効果があるほか、免疫力の維持や老化防止、腎臓病の予防などにも役立ちます。
じゃがいもの芽や緑色の部分は必ず取り除くこと!じゃがいももさつまいもも生で与えるのはNGです。
じゃがいもと小麦粉といういつも家にある食材を使ったお手軽レシピ。砂糖を入れずともじゃがいも本来の甘さで、少量でも満足感の高いおやつです。もちもち食感もクセになりそう!
<材料>
・じゃがいも 中1個(100g)
・小麦粉 50g
・卵黄 1個分
じゃがいもを茹で、マッシュする
じゃがいもと小麦粉、卵黄を混ぜ合わせる
(水分が足りなければ水を、水っぽかったら小麦粉を加えて調整)
手で食べやすい大きさに丸め、5mmほどの厚さに潰す
180度に予熱したオーブンで約15分、少しふっくらとしたら完成
さつまいもが好きという犬は多いので、まだ試したことがないという方もぜひさつまいもケーキで誕生日を祝ってあげてはいかがでしょうか。このレシピで使う食材は野菜のみですが、トッピングをささみやいちごなど愛犬の好物に変えるのもおすすめです。
<材料>
・さつまいも 1本
・ブロッコリー 1/4個
・人参 1/4本
輪切りにしたさつまいも、ブロッコリーと人参を別々に茹でる
さつまいもをマッシュし、型に詰める(ケーキの土台)
土台の上に細かく切った人参とブロッコリーを飾り付けて完成
(水切りプレーンヨーグルトを生クリーム代わりに使うとよりおしゃれなケーキになります!)
犬の無添加おやつ手作りレシピ~りんご~
ビタミン、クエン酸、カリウムが多く含まれるりんごは、ペットのエネルギー補給や疲労回復に役立ちます。生で与えることもできるので、時間がない時のおやつにも!
皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているのでよく洗って皮ごと使いましょう。種や芯は必ず取り除いてください。
りんご本来の甘さを味わえる美味しい無添加おやつ。使う食材はりんごのみという手軽さで、パリッとした食感も楽しめます。ペットにはそのままで与え、一部焼く前にグラニュー糖をかけて飼い主さんも一緒に楽しむのもおすすめです。
<材料>
・りんご 1/2個
りんごの芯を取り除き、できるだけ薄くスライスする
りんごを耐熱皿に重ならないように広げ、電子レンジで2分加熱
クッキングシートを敷いた天板に並べ、150度に予熱したオーブンで10〜15分
水分が残っているものがあれば追加で加熱し、しっかり乾燥させたら完成
材料3つで作るシンプルなりんごクッキーは、ペットのご褒美におすすめのおやつです。りんごのほのかな甘さと軽い食感に魅了され、トレーニングも捗るかも?小さく焼いて普段のフードのトッピングにするのもいいでしょう。
<材料>
・りんご 1/2個
・小麦粉 130g
・オリーブオイル 大さじ1
りんごを皮ごとすりおろし、軽く水分をしぼる
すりおろしたりんごに小麦粉とオリーブオイルを加え、よく混ぜ合わせる
生地を薄くのばし型抜きし、170度に予熱したオーブンで20〜25分
表面にほんのり色がつき、乾燥したら完成
犬の無添加おやつ手作りレシピ~バナナ~
バナナは甘さがあり、犬が好むことが多いです。小さくカットしたり、つぶしたりしてそのまま与えたり、ケーキやクッキーなどの少量混ぜ込んだりして与えましょう。
糖分が多いため、与える時はごく少量に!少量でもしっかり甘さがあり、ワンちゃんは喜んで食べてくれるでしょう。
<材料>
・バナナ 1本
・米粉 50g
・犬用ミルク 50ml
バナナをボウルに入れてフォークで潰す
米粉と犬用ミルクを加えてよく混ぜ、フライパンに丸く広げて中火で加熱
ひっくり返して中まで火が通ったら完成
<材料>
・バナナ 1/2本
・オートミール 60g
ボールにバナナを入れてフォークで潰し、オートミールを加えてよく混ぜ合わせる
クッキングシートを敷いた天板に少しずつ生地を落とし、フォークなどで5mmほどの薄さに潰す
180度に予熱したオーブンで12〜15分焼き、よく冷ましたら完成
犬の無添加おやつ手作りレシピ~ヨーグルト~
たんぱく質・脂質・カルシウムやビタミンなどをバランスよく含んでいるヨーグルト。乳酸菌が腸内環境を整え、便秘改善も期待できます。牛乳ではお腹を壊してしまう犬も多いですが、ヨーグルトはそのリスクが低いとされています。
ヨーグルトの効果的な食べ方は”毎日食後に少しずつ”がポイント!一度に過剰摂取しないように気をつけましょう。
暑い夏には愛犬に冷たいおやつを与えて、クールダウンしてあげましょう。ペット用ヨーグルトアイスに必要な食材は無糖ヨーグルトのみです。お好みでいちごなどのフルーツを加えるとバリエーションが広がります。
<材料>
・無添加無糖ヨーグルト 500g
・いちご・ブルーベリー 適量
製氷皿に細かく切ったいちごとブルーベリーを入れる
フルーツの上からヨーグルトを流し入れる
※製氷皿を持ち上げトンっと下に落として空気を抜く
冷凍庫で5時間冷やし固めたら完成
愛犬に無添加おやつを作るときの注意点
愛犬におやつを作る際は、無添加だから安全・安心と単純に考えていてはいけません。無添加だからこそ注意するべき点があるので、事前によく確認しておきましょう。
手づくりした無添加おやつはもちろん保存料が入っていないため、すぐに犬に与えない場合は冷蔵庫で保存する必要があります。保存可能期間も市販の犬用おやつに比べて短いので、一気にたくさんの量を作らないようにしましょう。
<保存可能期間の目安>
保存方法 | 保存可能期間 | |
ささみジャーキー | 密閉容器で冷蔵 | 〜2週間 |
じゃがいもクッキー | 密閉容器で冷蔵 | 2〜3日 |
さつまいもケーキ | ラップをして冷蔵 | 〜2日 |
人間が普段食べている食材のなかには、犬にとっては中毒を起こす危険性のあるものもあります。愛犬におやつを手作りする時は、それらの食材を少量でも使わないよう注意が必要です。
よく知られるのは、玉ねぎやアボカド、チョコレート、ぶどうなどですが、他にも加熱しなければならない食材、皮や種を取り除かなければならない食材などがあります。詳しくは以下の記事でご紹介しています。
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