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昭和時代には一世風靡を起こした小型犬のマルチーズですが、実は世界最古クラスのペットとして長い歴史を持つ犬でもあります。
そんなマルチーズは、抜け毛が少ないため飼いやすい室内犬として現在も人気です。記事内では抜け毛が少ない理由や、抜け毛対策・お手入れ方法・病気の注意点をまとめました。
Table of Contents
マルチーズは抜け毛が少ない犬種

マルチーズはシングルコートという、被毛が上毛しかない犬種です。犬の毛には上毛と下毛2種類があり、1種類しかないシングルコートと両方持つダブルコートで分けられます。
夏と冬など季節で毛が生え変わる換毛は、下毛が生え変わるので抜け毛が多いのが特徴。マルチーズは上毛のみのシングルコートのため、換毛がなく抜け毛が少ない犬種です。
ただし、ミックス犬のマルチーズの場合はもう1種類の特徴を受け継ぎ、抜け毛が多いこともあります。
マルチーズの抜け毛対策

マルチーズは抜け毛が少ないシングルコートですが、だからと言って手入れが不要なわけではありません。抜け毛が少ないだけで毛玉になることはあるので、衛生的にもしっかり手入れをしましょう。
マルチーズの毛は放っておくと地面につくほど長く伸びるため、飼う場合はカットとブラッシングが必須です。
細い毛並みで毛玉になりやすいマルチーズなので、ブラッシングは毎日か少なくとも週2~3回はやってあげましょう。
- スリッカーブラシ
- コーム
犬用ブラシにも種類があります。スリッカーブラシは長毛種向きのブラシで、細かい針金クシがマルチーズの細い毛並みをとかすのに最適。ただし、強くとかすと痛がるので、少しずつ優しくブラッシングしてあげましょう。
スリッカーブラシはクシ部分が硬い物と柔らかい物がありますが、毛玉取りには硬いブラシが便利。柔らかいブラシは日常のお手入れや、ブラッシング初心者で不安な人におすすめです。両方あると使い分けられるので、マルチーズを飼うなら共に揃えるといいですよ。
また、コームは目が細い物と大きめの2種類ありますが、1本で両方使える両目櫛がおすすめです。
- 背中から腰に向かってスリッカーブラシでとかす
- 後ろ足
- お腹の横(脇腹)
- 前足
- 胸からお腹
- 顔まわり
- しっぽ
- 最後にコームを使い仕上げでとかす
まずはスリッカーブラシで優しく大まかに毛並みを整え、毛玉をほぐしていきます。毛の表面から根元の順に、少しずつとかしていくのがポイントです。最後に、目が細かいコームで仕上げることで、ふわふわのきれいな毛並みに整えます。
また、ブラッシングと同時に目の周りの汚れも拭いてあげると、涙焼けと臭い予防にもなるので同時に行ってあげましょう。
皮膚炎を起こしやすいマルチーズなので、適度にシャンプーもしてあげましょう。ただし、過剰なシャンプーは必要な皮脂まで落とし、皮膚を弱めてしまうので注意が必要です。
- 夏は月1~2回
- 冬は月1回
マルチーズをシャンプーする際に必要な道具は以下の通りです。
- 犬用シャンプー
- 犬用リンスorトリートメント
- 動物用の吸水力が高いタオル
シャンプーは犬用を使うのは当然としても、タオルは普通のバスタオルで済ます人も多いです。普通のバスタオルでも使えますが、マルチーズのように毛が長めの犬種をしっかり乾かすのには時間がかかります。
犬にとってシャンプーはストレスを感じ体力も使うので、なるべくなら吸水力の高いタオルがおすすめ。短時間でしっかり乾かしてあげるのが理想です。きちんと乾かさないまま放置すると、生乾きの毛から雑菌が繁殖することもあるので、丁寧にふき取ってあげましょう。
抜け毛が少ないマルチーズですが、それでも抜け毛が気になるときは洋服を着せるのもおすすめです。暑さや寒さに弱い小型犬なので、特に冬は防寒としても役立ちます。
しかし、洋服を着せっぱなしにすると毛が押しつぶされ毛玉になったり、犬が嫌がる場合はストレスになる可能性も。そのため、定期的にブラッシングをしたり、来客時だけ着せて帰宅後に脱がせてあげるなどバランスを取って着用させてあげましょう。
マルチーズの抜け毛が多い場合は病気の可能性も

他の犬種に比べ抜け毛が少ないマルチーズですが、病気により抜け毛を起こすことも。特に皮膚病や炎症を起こしやすいマルチーズなので、特定部位の抜け毛が急に増えた場合は要注意です。
マルチーズが罹りやすい病気を知って、異変が起きた際すぐに気づけるようにしておきましょう。
病名 | 流涙症(りゅうるいしょう) |
特徴 | 涙や目ヤニで細菌が繁殖し、目の周りが赤くなる |
原因 | |
白い毛色のマルチーズなので、流涙症が目立ちやすいです。涙焼けとも呼ばれるように、涙や目やにで目の周りが赤くなるのが特徴の病気。
マルチーズは生まれつき目に疾患を持っている子や、鼻涙管閉塞になりやすい子が多いです。そのため、顔が臭かったり目の周りが赤く抜け毛が多いと感じたら、すぐに動物病院へ相談しましょう。
病名 | アトピー性皮膚炎 |
特徴 | 皮膚に異常ができ、毛づくろいを過剰にして細菌感染を起こしやすい |
原因 | |
マルチーズは皮膚炎を起こしやすい犬種です。先天的に皮膚炎を起こしやすいほか、外的刺激の特定が難しいため、原因を素人が探すのは困難。体がかゆくて噛んだり舐めすぎると、細菌が繁殖し二次感染を起こすこともあります。
そのため、床で体をかこうとしたり脱毛が増えた場合、二次感染を起こす前にすぐに動物病院に行きましょう。

病名 | 膿皮症(のうひしょう) |
特徴 | 細菌感染により皮膚が赤くなり、脱毛・湿疹・水泡・かゆみなどを起こす |
原因 | |
アトピー性皮膚炎のほか、マルチーズがなりやすい皮膚病に膿皮症があります。膿皮症は膿が溜まって水泡ができたり、赤くなった後黒くなり円形に脱毛し始めるのが特徴です。
マルチーズがかゆがったり、フケ・黒いかさぶた・ニキビのような赤い湿疹・水泡・湿疹部からの脱毛があれば要注意。特にお腹や太ももにできやすいので、見つけたらすぐに診察しましょう。
皮膚がもともと弱く皮膚炎にかかりやすいマルチーズなので、アレルギー性皮膚炎につながる食物アレルギーにも注意が必要です。
- 牛肉
- 鶏肉
- 乳製品
- 卵
- 豆類
- 小麦
もともと犬は雑食なので、アレルギーを起こしやすい食べ物も基本的には食べられます。むしろ、過剰摂取によりアレルギーを起こすケースが多いので、好物でもアレルギーの原因になることも。
アレルギー検査をしなければ特定は難しいため、病院で相談してみましょう。

マルチーズは抜け毛が少ないが、皮膚病に注意

マルチーズはシングルコートのため、抜け毛が少ない犬種です。しかし、毛が細く絡まりやすいため定期的なブラッシングと、シャンプーは行ってあげましょう。
また、マルチーズは皮膚病になりやすい犬種でもあります。特に、涙やけ・皮膚炎を起こしやすいため、ブラッシングしながら異変は無いかチェックしてあげるのがおすすめ。もしも異変があった場合は、すぐに動物病院へ相談しましょう。