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パグの抜け毛対策に試してほしい3つのこと


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クシャッとした顔がなんとも愛くるしいパグ。その顔に癒やされてパグを飼っている方も多いと思います。

パグは毛が短いため、抜け毛の心配もいらないと思われがちですが、実は抜け毛が多い犬種として有名。短い毛なのに、なぜパグは抜け毛が多いのでしょうか?

実際にパグを飼って抜け毛に悩まされている方も、この記事でパグの抜け毛対策をしてみましょう。また、パグの被毛の特徴も知っておくと役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。

パグは抜け毛が多い犬種

どの犬も抜け毛は起こります。短い毛のパグは抜け毛が少ないように感じてしまいますが、実際は抜け毛の多い犬種なんです。その原因は、パグの被毛の特徴を見てみるとよくわかります。

パグはなぜ抜け毛が多いのか、また抜け毛の多い時期を一緒に見ていきましょう。

パグの被毛の特徴

パグの毛には大きな特徴があります。体を覆っている毛(被毛)は、ダブルコートという二重構造になっているのが特徴。上毛と呼ばれるオーバーコートと下毛のアンダーコートで、パグの体を覆っています。

このダブルコートが抜け毛の多い犬種といわれる原因に。また毛質は短くて固いというのもパグの特徴です。

しかし、すべてのパグがダブルコートというわけではありません。黒いパグは傾向としてシングルコートが多いため、ダブルコートの被毛を持っているパグよりも抜け毛が少ないです。

パグの抜け毛が特に多い時期(換毛期)

パグの抜け毛の時期は、おもに春と秋の2回。この時期は換毛期と呼ばれ、これから迎える季節に向けて毛が生え変わります。

春の換毛期は、冬の寒さ対策のために生えていた保温性の高い毛が抜けます。一方、秋の換毛期は、夏の厚さをしのぐために通気性の良い毛質が脱毛。

もし、いつもより抜け毛が多いなと感じたら、換毛期の可能性もあるので注意深く見ておきましょう。

パグの抜け毛対策は3つのことを試してみよう

パグと一緒に生活していると、抜け毛問題は外せません。少しでも抜け毛を抑えるために、3つの対策を用意しました。
日々のお手入れをしていたらパグの抜け毛も軽減できますので、ぜひ試してみてください。

抜け毛対策①ブラッシング

まずはブラッシングです。短く固い毛質のパグにブラッシングは不要と思っている方も多いですが、実は逆。パグのブラッシングは毎日するのがおすすめです。

パグは皮膚の弱い犬種なので、ブラッシングに使うブラシは写真のようなゴム製のラバーブラシを使うようにしてください。ラバーブラシは1,000円前後で購入できるので、自分の手のサイズに合ったものを選ぶようにするといいでしょう。

ブラッシングのポイントは、マッサージするようにやさしく撫でてあげること。皮膚をマッサージするようにブラッシングすると、抜け毛がきれいに取り除けます。

また、胴体だけにブラッシングをやりがちですが、パグは体全体をブラッシングするのが基本。首回りや太ももなども入念にブラッシングしてあげましょう。

ブラッシングのいいところは抜け毛対策だけでなく、マッサージ効果や皮膚病の早期発見にもつながります。パグとのコミュニケーションの一環として習慣化してみてください。

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抜け毛対策②シャンプー

シャンプーも、パグの抜け毛対策には効果的です。とはいえ、パグは皮膚の弱い犬種なので、シャンプーを頻繁にするのはおすすめできません。シャンプーをやり過ぎると、必要な皮脂まで洗い流す可能性があり、最愛の場合は皮膚病にいたってしまいます。

シャンプーをする目安は夏場なら月2回ほど、冬なら月1回で十分です。

自宅でシャンプーをするときは、原液を直接パグにかけるのではなく、水で薄めて被毛に馴染ませるように揉み込みます。十分にすすぎをしたら、タオルで水気を取ってドライヤーで乾燥しましょう。

ドライヤーの熱はパグにとって高温なので、なるべく離れた位置から風を当てるのがポイント。また素早く乾かしてあげるのも頭に入れておいてください。

自分でシャンプーするのは難しいという方は、トリミングサロンにお願いするのもいいでしょう。サロンによってシャンプーの値段はまちまちですが、相場は3,000~5,000円と見ておくといいです。

パグは皮脂が多いため、夏場は多めにシャンプーをしたいという方は、シャンプー剤を使わず水洗いしてみてください。水洗いでも皮脂汚れは十分落ちますので、清潔な皮膚を保てます。

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抜け毛対策③洋服を着せる

日々のお手入れ以外にもおすすめなのが、パグに洋服を着せること。実はパグに洋服を着せると、抜け毛にも効果的なんです。

洋服を着せている間は、抜け毛が周囲に舞う心配もいりません。また、皮膚が弱いパグは、直接の刺激が防げるので、パグにとってもやさしいアイテムです。それ以外には、散歩中のダニや蚊などの害虫から体を守ってくれる効果も。

洋服はパグをおしゃれに見せられるので、来客時や飲食店に行く際に着せて出かけるのもおすすめです。

パグの抜け毛が多い場合は病気の可能性も

抜け毛はパグにとって当たり前のことですが、普段より抜け毛が多いと感じたら病気の可能性もあります。どんな病気が考えられるのか、いくつか挙げてみましたので、パグの行動と照らし合わせながら病気を疑ってみてください。

アトピー性皮膚炎

パグは皮膚が弱いため、アトピー性皮膚炎になりやすい犬種といわれています。

症状としては目や口の周りから全身におよび、脱毛や赤みなどの症状を起こします。アトピー性皮膚炎は強いかゆみが伴うのが特徴。それと同時に湿疹や炎症まで引き起こすため、早期の発見が大切です。

アトピー性皮膚炎の原因はさまざまですが、近年では花粉やハウスダスト、ホコリやカビといったアレルゲン物質が原因で免疫システムが過剰に働くともいわれています。

パグの多くは、生後6ヵ月~3歳に発症しますが、3歳以上のパグにも起こりうる病気です。アトピー性皮膚炎の症状が悪化すると膿皮症やマラセチナなどの病気も引き起こす、とても怖い病気です。

膿皮症

膿皮症とは感染症の一種で、膿の溜まったニキビのようなものが破裂し、リング状のかさぶたに似た跡ができる病気です。とくにパグの場合、皮脂の分泌が多いことから膿皮症は発症しやすいといわれています。

膿皮症の症状は全身に及ぶ強いかゆみとともに、脱毛やフケ、湿疹やかさぶたなど。とくに脇の下やお腹は発症しやすい部位なので、その部分を掻いたりなめたりしていたら、症状が出ていないか確認してみてください。

膿皮症が起こる原因は、免疫力が低下しているときです。普段からパグの行動を観察し、体調の変化がないかチェックしてみましょう。

食物アレルギー

人間と同じように、パグにも食物アレルギーを発症する場合があります。ほかの症状とどうように、食物アレルギーを発症すると強いかゆみが伴います。

原因は食事中のたんぱく質。たんぱく質に反応したパグがアレルギーを起こし、脱毛や赤みを発症します。

食物アレルギーは基本的に1歳以下の若いパグに表れる症状です。子犬のときは、食事にも十分気を付けて与えてみましょう。

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年齢や手入れ不足も抜け毛の原因に

病気ではありませんが、加齢によって抜け毛が増えていくこともあります。病気か加齢かわからないときは、パグの皮膚をチェックし湿疹や炎症などの症状が出ていないかチェックしてみてください。

また、先ほど抜け毛対策で毎日のブラッシングをおすすめしましたが、ブラッシング不足が原因でよけいに抜け毛を発症するケースもあります。抜け毛を抑えるためには、ブラッシングが大切ということを覚えておきましょう。

パグは抜け毛が多い犬種だが対策で軽減することはできる

パグはダブルコートの被毛を持っているため、抜け毛はどうしても多くなります。少しでも抜け毛を抑えるために、今回紹介した3つの対策をうまく活用してみてください。

どうしても抜け毛が抑えられないというときは、病気の可能性も考えらえます。普段からスキンシップをしている間も、パグの皮膚を入念に確認し早期発見が大切です。少しでも異常を感じたら、迷わず動物病院で診てもらうようにしてください。