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犬の妊娠期間はどのくらい?症状や食事の注意点もチェック

犬の妊娠は人間の妊娠とは大きく異なり、愛犬の初めての妊娠となるとわからないことだらけで不安になる飼い主さんも多いでしょう。

ここでは犬の妊娠期間や妊娠の兆候、食事、注意点など、犬の妊娠に関する気になる情報をまとめてご紹介します。出産準備についてもぜひ参考にしてください。

犬の妊娠期間

メス犬は年に1〜2回の発情期があり、発情周期のうち発情期(排卵時期)にオス犬と交配することで妊娠する可能性が出てきます。

発情後期(妊娠している場合は妊娠期)にはオス犬を受け入れなくなり、そのまま約60日で発情休止期に。妊娠した場合、妊娠期間63日前後で出産を迎えます。

犬の交配に適した年齢は、2回目の発情〜5歳頃までです。初めての発情期や5歳以降の妊娠も不可能ではありませんが、体に大きな負担がかかったり、難産になりやすくなったりするので避けた方がいいとされています。

犬の妊娠中の兆候

愛犬が妊娠した時にどのような症状が出るか知っておき、必要に応じて対処したり、適切な時期に妊娠検査に連れて行ったりしましょう。

妊娠初期(1〜3週)

犬の妊娠初期には食欲が増し、つわりのような症状が出ることもあります。まだこの期間にはお腹は膨らまないので、つわりの症状がはっきり出ない場合は妊娠に気付きにくいかもしれません。

乳首の色が少し濃くなり、これまでより目立つようになります。犬の生理(発情前期)が終わったら毎日乳首の状態を確認することで、妊娠に気付くことができるでしょう。

妊娠中期(4〜6週)

交配から25〜30日を過ぎると安定期と呼ばれる期間に入ります。この期間にはだんだんお腹が大きくなり、体重の増加、乳腺の張り、食欲が増すなどみられる症状は様々。

妊娠中期の後半の期間には、超音波検査でお腹の赤ちゃんの姿を確認できるようになります。つわりの症状はなくなっても、どこか元気がないように感じることが多いです。

妊娠後期(7〜9週)

この期間に入るとレントゲン検査で赤ちゃんの数の確認が可能です。妊娠後期はお腹がさらに大きくなり、胃が圧迫されてあまり食事がとれなくなります。

しかし、赤ちゃんの分の栄養も必要となるので、少量でしっかり栄養が摂れる食事へ切り替えてください。1度に少ししか食べないという場合は、食事回数を増やして1日に必要なカロリーが摂取できるようにしましょう。

出産直前

出産直前には落ち着きがなくなったり、イライラした様子がみられたりします。床やベッドを引っ掻くなど、営巣行動をみせるのも特徴です。

犬の妊娠検査って?

愛犬が妊娠している場合、交配後25〜30日程度で超音波検査を受けてください。この時の検査では、胎児の数までは正確にはわかりませんが、後のレントゲン検査でよりはっきりわかるようになります。

妊娠確定から出産までの間に通常2〜3回診察を受け、経過を観察することが多いです。獣医師の指導を受け、愛犬に何か異変があったらすぐに相談するようにしましょう。

  • 超音波検査
    交配後30日前後で受けられ、お腹の中の赤ちゃんの心臓の動きや心拍数を計測できます。体型によってはより早い段階で判定できる場合もあるので、かかりつけの獣医師にご相談ください。
  • レントゲン検査
    交配後45日を超えて出産が近づいてきたらレントゲン検査を受けます。レントゲン検査では赤ちゃんの数がほぼ正確にわかり、大きさから育ちすぎていないかなども判定可能です。

犬の妊娠期間中の食事

愛犬の妊娠期間中には食事量や栄養バランスにいつも以上に気を遣ってあげる必要があります。妊娠初期にはつわりの症状が出てこれまで食べていたドッグフードやおやつを食べなくなるかもしれません。

別のフードを試したりトッピングを変えてみたりして食べられるものをみつけましょう。妊娠後期にはお腹の赤ちゃんの成長のための栄養素も必要になります。

高タンパクで消化性が高いドッグフードがおすすめです。妊娠後期・授乳期・子犬用のドッグフードが販売されているので、妊娠後期から切り替えるようにしましょう。

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犬の妊娠期間に注意すること

愛犬が妊娠期間に安全に過ごし、無事に出産できるよう注意すべきことをご紹介します。

適度な運動は必要

妊娠期間はあまり動きたがらなくなりますが、出産に必要な体力を維持したり、難産になるのを防いだりするために適度な運動は必要です。

妊娠初期は特に流産のリスクが高いので、激しい運動は厳禁。それ以降の期間も軽い散歩をしたり、家の中で少し遊んであげたりしてください。お腹が大きくなったらジャンプや階段の上り下りはさせないようにしましょう。

肥満にならないようカロリーコントロール

妊娠期間はお腹の赤ちゃんの分も栄養が必要ですが、妊娠初期の間はまだ胎児は小さいのでそれほど食事量を増やす必要はありません。妊娠後期で妊娠用のドッグフードに切り替えた時も与えすぎには注意してください。

妊娠中に肥満になると、出産時に帝王切開の手術が必要になることがあります。愛犬の体に余計な負担をかけないためにも、しっかりカロリーコントロールをしましょう。

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ワクチン摂取を避ける

ワクチン摂取は交配の1〜3週間前までに済ませ、妊娠期間中はワクチン摂取を避けてください。交配前にワクチン摂取をした犬の母乳には免疫抗体物質が含まれ、生まれてくる子犬の免疫力を強化します。

ノミダニ予防薬は妊娠期間中に使えるものもあるから、獣医師に相談してみてね!

ストレスをかけない

妊娠期間中の犬は神経質になりやすく、ストレスで体調を崩したり、攻撃的になったりします。愛犬の生活環境は妊娠前とあまり変えずに、なるべくストレスをかけないようにしてください。

犬の妊娠期間中にする出産準備

愛犬の出産に向けて、飼い主さんがしておくべき準備をご紹介します。何も決めておらず、出産中や出産後に困ってしまったということがないようにしておきましょう。

朝晩体温を測る

愛犬の出産予定日が近づいてきたら、朝晩体温を測ります。犬の直腸温度は平熱で38度台ですが、出産間近になると体温が下がります。体温が37度以下になってから12〜24時間以内に分娩開始することが多いです。

救急対応してくれる病院を確認

出産時に子犬が出てこない、頭だけ出て止まってしまったなど、万が一の場合に備えて、夜間や救急対応してくれる病院をみつけておいてください。

子犬の引き取り手を探す

生まれてきた子犬を自宅で飼育するのか決め、そうでない場合は引き取り手を探しておきましょう。母犬が育児放棄した場合は、飼い主さんが子犬の世話をする必要があります。多くの時間と労力がかかるので、それが可能かも考えておいてくださいね。

分娩場所を作る

あらかじめ帝王切開が決まっている場合などを除いて、犬が出産のために入院するのは稀です。ほとんどの場合、自宅での出産となるので分娩場所を作ってあげます。

いつも過ごしているハウスがあれば、そこにシートを敷き詰め、快適に休める空間にしてください。ベッドしかない場合はダンボールなどで囲いを作り、人目を避けられるようにしてあげることをおすすめします。

まとめ

犬の妊娠期間の食事や注意点についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?犬の妊娠期間は63日前後で、妊娠後期には赤ちゃんに必要な栄養を摂取するために妊娠・授乳期用の食事に切り替えます。

妊娠期間中はつわりやお腹が大きくなる影響で、食欲に変化がみられたり、元気がなくなったりします。無理のない範囲で体力を維持しつつ、無事に出産を迎えられる環境を作ってあげてください。