カンガルー肉といえば、日本では食べたことがない方が多く、犬に与えることも考えたことがなかったという方がほとんどでしょう。
しかし、カンガルー肉には犬にとって様々な嬉しい効果が期待できるんです。ここではカンガルー肉が犬の食事やおやつにおすすめの理由やカンガルー肉を使った一押し商品をまとめてご紹介します。
Table of Contents
犬にカンガルー肉をあげてもいい?
カンガルーのお肉はルーミートと呼ばれ、オーストラリアでは人間にとってもメジャーな食材のひとつです。スーパーにも売られており、バーベキューなどでよく食べられています。カンガルー肉といえば、脂肪燃焼効果や筋肉増強効果のある「共役リノール酸」の含有率が非常に高いことで有名です。
オーストラリアやニュージーランドではドッグフードの原材料でカンガルー肉が使われることも多く、特にアレルギー持ちの犬や減量中の犬などの食事としてよく選ばれています。
オーストラリアの大自然の中でのびのびと育った野生のカンガルーを捕獲して食用加工するため、食肉用として飼育される家畜の肉に比べて添加物や抗生物質などを含んでいる可能性が極めて低いのも特徴です。
犬にカンガルー肉をあげるとどんな効果がある?
人間にとっても嬉しい効果のあるカンガルー肉。犬にとってはどうでしょうか?カンガルー肉は他の食肉に比べて脂が少なく、低カロリーなのが特徴です。犬の元気な体をつくるもととなるたんぱく質が多く含まれているのもおすすめのポイント。
しっかりと栄養を摂りながら減量効果が期待できることから、ダイエット中のワンちゃんにもおすすめです。また、鶏肉や牛肉にアレルギーがある犬で、カンガルー肉や鹿肉なら平気という子もいます。
カンガルー肉の栄養素
カンガルー肉には良質なたんぱく質に加え、必須ミネラルである鉄分や亜鉛、オメガ3などが豊富に含まれています。また、糖尿病や肥満予防に効果的とされる共役リノール酸も豊富です。
さらに、ビタミンB12、ビタミンB6、ナイアシン、リボフラビン、サイアミン等も多く含まれ、免疫機能を維持したり疲労感を軽減したりする効果も期待できます。
愛犬にカンガルー肉をおすすめしたい3つの理由
上記でご紹介したカンガルー肉の効果と重なる部分はありますが、愛犬にカンガルー肉のおやつやドッグフードがおすすめの理由を3つ詳しくご紹介します。カンガルー肉の魅力はたくさんありますが、なかでも以下のような特徴が犬におすすめの理由です。
- 低脂肪・低カロリー
- ビタミンやミネラルが豊富
- 低アレルゲン
カンガルー肉の一番の特徴ともいえるのが、低脂肪・低カロリーという点です。特に脂肪分はどの部位をとっても脂肪含有量が最大2%ととても少なく、その脂肪には必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6など)が含まれています。
加えて脂肪を燃焼したり、脂肪の蓄積を抑える働きのあるCLA(共役リノール酸)も豊富に含まれているので、ダイエット中の食事にぴったり。タンパク質を摂りつつ、脂肪分の過剰摂取を予防することができます。
カンガルー肉にはビタミンやミネラルがバランスよく豊富に含まれています。これらは犬の皮膚や被毛の改善に効果があるといわれています。
ビタミンB12、ビタミンB6、ナイアシン、リボフラビン、サイアミン等も豊富で免疫機能の維持にも効果的です。疲労感を軽減する効果もあるので、夏バテしやすい時期の食事にもおすすめです。
カンガルー肉は食肉アレルギーがある方もアレルギー反応なく食べられることが多い低アレルゲンのタンパク源として知られています。これは犬にとっても同じで、牛肉や豚肉にアレルギーがあっても、カンガルー肉は問題なく食べられることも。
カンガルー肉のおやつは無添加のものもあるので、食品添加物にアレルギーがあるワンちゃんも安心です。
カンガルー肉はどんな犬におすすめ?
カンガルー肉は高たんぱく・低脂肪・低カロリー・低コレステロールという特徴があるので、肥満気味のワンちゃんや太りやすいワンちゃんの食事におすすめです。
馬肉や鹿肉とともに低アレルゲンの食材でもあるので、アレルギー持ちの子もカンガルー肉のドッグフードなら問題なく食べられるかもしれません。愛犬に牛肉や鶏肉のアレルギーがある場合も一度試してみてはいかがでしょうか?
犬にカンガルー肉をあげる時の注意点
カンガルー肉のドッグフードはライフステージを問わず子犬からシニア犬まで対象となっていることが多いです。しかし、低カロリー、低脂肪なのでより多くのエネルギーが必要なパピー期や妊娠授乳期は与える量を大幅に増やす必要があります。
愛犬に初めてカンガルー肉を与える場合は少しずつにし、食後に何か異常がないかよく観察しておくようにしましょう。
パピー期、妊娠授乳期の給餌量は各商品の表示に従ってね!
愛犬におすすめしたいカンガルー肉
愛犬がダイエット中やアレルギー持ちで、カンガルー肉のドッグフードやおやつに切り替えようかなと考えている方におすすめの商品をご紹介します。ここでご紹介するのは3つともおやつなので、まずおやつを与えて愛犬がカンガルー肉を好むかどうか確認したいという方にもおすすめです。
カンガルー肉をスライスして乾燥させたおやつです。程よいサイズのチップ状になっており、トレーニングのご褒美などとして少しずつ与えることができます。
マンチー(munchy)は英語で「もぐもぐ・空腹・スナック」などの意味です。美味しいカンガルー肉のスナックで空腹を満たす”もぐもぐタイム”を楽しんでもらいましょう。
内容量 | 100g |
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参考価格 | 1,500円 |
主な材料 | カンガルー肉 |
原産国 | オーストラリア |
<成分(100gあたり)>
・たんぱく質:50.0%
・脂肪:3.0%
・粗繊維:<0.1%
・ナトリウム:2.0%
カンガルー肉をスティック状に固めたもので、より長く楽しめるおやつです。歯ごたえがあるのでストレス解消や歯石取りの効果も期待できます。
脚骨やアバラ骨ほどは硬くないため、幅広い年齢の犬に対応しているのもおすすめポイントです。グルテン、グレイン、ラクトースなどを含まない完全無添加なので、安心して与えられます。
内容量 | 100g |
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参考価格 | 1.500円 |
主な材料 | カンガルー肉 |
原産国 | オーストラリア |
<成分(100gあたり)>
・たんぱく質:45.0%
・脂肪:5.0%
・粗繊維:<3.0%
・ナトリウム:2.0%
カンガルーのレバーを乾燥させたジャーキー状のおやつです。薄くスライスされており、手で好きな大きさに割ることができます。
愛犬の口の大きさに合わせて与えてあげましょう。カンガルー肉には鉄分やビタミンも豊富に含まれているので、食欲がないときや疲労予防のおやつとしてもおすすめです。
内容量 | 100g |
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参考価格 | 1,500円 |
主な材料 | カンガルー肉 |
原産国 | オーストラリア |
<成分(100gあたり)>
・たんぱく質:69.8%
・脂肪:6.3%
・粗灰分:4.8%
・粗繊維:<0.1%
・エネルギー(MJ/KG):23.3
愛犬にカンガルー肉を与えてみよう!
カンガルー肉についてご紹介してきましたがいかがでしたか?カンガルー肉は高たんぱく・低カロリーなのに加え、肥満予防の効果も期待できるため、減量中のワンちゃんにもおすすめです。
牛肉や鶏肉にアレルギー反応がある場合も、カンガルー肉なら大丈夫ということも。愛犬がアレルギーで困っているという方は、一度カンガルー肉や鹿肉のドッグフードを試してみてはいかがでしょうか。無添加のものならさらに安心して与えられるでしょう。
愛犬のドッグフードにカンガルー肉がおすすめな理由とは?