愛犬におやつをあげているけれど、タイミングや量はこれで正しい?あげすぎると病気になることもある?など犬のおやつの与え方に関する気になる情報をまとめてご紹介します。
かわいい愛犬に健康で長生きしてもらうために、正しいタイミングと量でおやつを与えるようにしましょう。
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犬のおやつをあげるタイミングや量って?
愛犬におやつを与える場合、わがままになったり偏食したりしないようにするためにおやつを与えるタイミングや頻度、量などを知っておく必要があります。
欲しがる時に満足するまで与えるというのは、しつけだけでなく健康にも影響が及ぶので愛犬のためにはなりません。最適なタイミングと量で、愛犬のしつけやコミュニケーションツールとしておやつを活用しましょう。
おやつを与えるタイミングは、お座りやお手などの動作やトイレトレーニングに成功したときです。その時のポイントが、おやつを見せずに指示を出し、愛犬がその動作をしたら即座におやつを与えるということです。
おやつを見せるタイミングが早すぎると、おやつが見えたときにしか言うことを聞かなくなる恐れがあります。(おやつを見せずに)指示→行動→おやつという順を守りましょう。
おやつを与える時間は朝晩の食事の間が最適ですが、食事の一部として与える場合は時間をあける必要はありません。
寝る前はあまり与えない方が良いと思われますが、朝夕の食事の時間によっては、夜中に胃が空っぽの時間が長くなって胃液を嘔吐することもあります。そんな場合は寝る前に軽いおやつを与えるのがおすすめです。
おやつの量は犬の大きさや体調によって変わりますが、1日に必要なカロリーの10〜20%に留めることが大切です。あくまでもドッグフードがメインでおやつは嗜好品ということを覚えさせてください。
おやつを与える頻度は多い方が犬は喜びます。1日に与えられる量のなかでできるだけ少しずつ小分けにして与えてあげましょう。1回でたくさんのおやつをもらっても一気に食べてしまうので喜びは1回、頻度を増やしてあげた方が何度も喜びを感じられます。
犬のおやつをあげない方が良いタイミング
愛犬におやつをあげない方が良いタイミングも要チェックです。いつでも好きな時に与えていると飼い主さんにとっても愛犬にとっても悪い影響があるので注意しておきましょう。
愛犬が甘えるような目で見つめてきて、おやつを欲しがるとかわいいからおやつをあげたくなるかもしれませんが、そこはぐっと我慢。甘やかすと下に見られていうことを聞かなくなる可能性があります。
おやつのおかわりをねだる子もいますが、おかわりの癖がつくと毎回欲しがるようになるので、1日に決められた量以上は与えないようにしましょう。
おやつは愛犬が吠える・唸る・悪さをするなどの行動を起こしたときに気をそらすためにあげないこと。悪さをしたときにおやつをあげると、吠える・唸るの行動でおやつがもらえると勘違いし、しつけが難しくなります。
それらの行動=おやつをねだるための行動とならないよう、そのタイミングではおやつをあげないことが大切です。与えたおやつを取り上げると、おやつタイムに近くにいくだけで怒る・噛むといった行動をするようになることもあるので、一度あげたおやつを取り上げてはいけません。
犬のおやつのあげすぎで病気になる?
愛犬におやつをあげすぎると健康上様々な問題を抱えてしまうリスクがあります。あげすぎで良いことは何もないので、必ずおやつの量は守るようにしましょう。
犬におやつをあげすぎて起こる問題のひとつが、カロリーの過剰摂取で肥満になることです。肥満になってしまうと、体重を支えるために足の関節に負担がかかったり、内臓の病気になったりと様々な怪我や病気の引き金になることもあります。
おやつをあげすぎないことが一番大切ですが、もし肥満になってしまった場合は運動やカロリーオフのドッグフード・おやつで少しずつダイエットをおこないましょう。
犬のおやつの中には無添加のものもありますが、保存料や甘味料、着色料など添加物がたくさん使われているものもあります。添加物の過剰摂取が原因で肝臓の病気になることも。
また、ガムなどのおやつをあげすぎるとうまく消化できず、胃に負担をかけたり、下痢や嘔吐を引き起こしたりするので注意が必要です。
人間と同じように犬にも食物アレルギーがあり、小麦や牛肉でアレルギー症状を引き起こすワンちゃんもいます。小麦や牛肉はビスケットやジャーキーなど犬のおやつによく使われる材料なので要注意。
アレルギーがないと思っていても、あげすぎでおやつに含まれる少量の添加物に反応することもあります。
犬のおやつをあげないのもあり?食べないのは不調?
犬の主食となるドッグフードには1日に必要となる栄養がバランスよく含まれています。そのため、おやつをあげないで育てることも可能です。
普段あげないようにしていて、たまにあげると急いで食べて丸呑みする危険性もあります。丸呑みさせない工夫をして、美味しく食べてもらいましょう。
おやつを丸呑みさせないためには、愛犬の口の大きさに合わせたサイズ、かたさのおやつを選ぶことが大切です。特に子犬はガムなどを丸呑みしてしまうことが多いので、丸呑みしてもリスクの少ないものを選ぶことをおすすめします。
喉につまる大きさのものは小さくカットしたり、潰したりして与えましょう。ボーロやゼリーなど溶けやすいおやつは丸呑みする癖のあるワンちゃんにもおすすめです。
新しいおやつを食べないときは単に好みの匂いや味ではないということが考えられます。もともとそんなにおやつを食べない子もいます。ただ、いつも喜んで食べていたおやつを急に食べなくなった場合は体調不良のサインかもしれません。
特に夏場は暑さで食欲が落ちる犬も多いです。少し食事量が減ったくらいではあまり心配することはありませんが、何日も続けて適正量を食べない場合は獣医師に相談しましょう。
犬のおやつはタイミングと量が重要!
犬のおやつを与える際は、適切なタイミングとカロリーの過剰摂取にならない量にすることが大切です。おやつを欲しがる姿や美味しそうに食べる姿がかわいく、つい与えたくなるかもしれませんが、愛犬のためにきちんと量を制限しましょう。