愛犬の好みや体質に合わせておやつを手作りしているという飼い主さんは少なくありません。犬のおやつは少ない食材で簡単に作れ、完全無添加にもできるので安心して与えることができます。
ここでは犬の手作りおやつにおすすめの食材やおやつのレシピ、長持ちさせる保存方法などをまとめてご紹介します。手作りおやつの注意点もチェックし、愛犬の喜ぶおやつを作りましょう!
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犬の手作りおやつが大人気!
犬用のおやつは市販でも種類が豊富で、フレーバーの選択肢もたくさんありますが、手作りおやつを与えるという飼い主さんもたくさんいます。毎日手作りおやつを与える方もいれば、誕生日などの特別な日にケーキを作ってあげるという方も。
手作りおやつというと手間がかかりそうと思われる方もいるかもしれませんが、とても簡単にできるレシピが多く、料理が苦手な方も気軽に挑戦できます。
愛犬のおやつを手作りすることのメリットやおすすめのおやつなどについてチェックしていきましょう。
犬のおやつを手作りするメリット
犬をはじめ、ペットのおやつを手作りするメリットは安心の素材を飼い主さん自らが選べるということです。アレルゲンとなる物質を使わずに手作りできるのでアレルギー体質のペットにも安心して食べさせられます。
季節の旬の食材を活用して栄養たっぷりのおやつにしたり、子犬やシニア期には柔らかくて消化しやすいおやつにしたりしたり、と愛犬の成長や体調に合わせて柔軟におやつを変化させていくことも可能です。
夏バテなどで食欲が落ちたときにも好きな食材を使ったおやつをトッピングしてあげるとドッグフードを食べるということもあります。愛犬の喜ぶ顔を見るために、素材の組み合わせを変えたり、調理法を工夫したりして飼い主さんもおやつを手作りするのが楽しみになってくるでしょう。
犬の手作りおやつ【お肉レシピ】
犬の大好きな食べ物といえば、お肉というイメージのある方が多いでしょう。手作りのおやつにもお肉はよく使われており、ジャーキーやクッキー、お粥など様々なレシピを愛犬が喜ぶ味にできます。
お肉を使ったおやつからは脂質やビタミン、ミネラルなどを摂取でき、貧血防止や疲労回復などの効果が期待できるのも魅力です。お肉のなかでもおすすめは鶏ささみや鶏胸肉を使ったレシピ。
薄くスライスしてオーブンで加熱するだけで犬が大好きなジャーキーに、茹でて茹で汁と一緒にご飯にかけるだけでうまみたっぷりのお粥になります。
<材料>
・ささみ 1本
・小麦粉 100g
・水または牛乳 約50cc
- ささみを包丁でミンチにする
(フードプロセッサーがあればおすすめ) - ささみミンチに小麦粉を適量(1本につき80~100gくらい)と水か牛乳を少しずつ入れてしっかり混ぜる。ほどよく形になるくらいの固さに。
- ピザ生地のように伸ばして小さくカットするか、小さめの自分の好きな形にしてオーブン170度くらいで焼く。時間は形などによっても変わるので15分くらいで様子見ながら
犬の手作りおやつ【野菜レシピ】
5大栄養素や食物繊維、ポリフェノールなどを含む野菜は、焼く・煮る・炒めるなど様々な調理法で犬の手作りおやつにも活用しやすい食材です。
さつまいもやかぼちゃなど、素材そのものの甘さをいかしたクッキーやケーキの他、スライスして乾燥させるだけの野菜チップスなどもおすすめ。
料理で使った野菜の切れ端を少しずつ犬用に残しておき、お肉やお魚、ご飯を使ったおやつに混ぜてあげるのも良いでしょう。
<材料>
・じゃがいも 中1個
・薄力粉 50g
・卵黄 卵1個分
- 皮をむいて適当な大きさに切ったじゃがいもを茹でてマッシュする
- じゃがいもに卵黄と薄力粉を加え、ひとまとまりになるまで混ぜる
- 小さく丸めて薄さ5mmほどに潰して180度に予熱したオーブンで約15分
(少しふっくらして表面に焼き色がついたら完成)
犬の手作りおやつ【クッキーレシピ】
クッキーはしつけトレーニングのご褒美におすすめのおやつです。手が込んでいるようにみえて、実はとても簡単なレシピがたくさんあります。
材料3〜4つを混ぜて、オーブンで焼くだけなのでいつも与えてるおやつが切れたときなどにもパパッと作ることができるのが魅力です。
クッキーレシピはアレンジしやすいので、野菜や果物などペットの好きな食材をペーストにして混ぜ、より好みの味にしてあげましょう。
<材料>
・バナナ 1/2本
・オートミール 60g
- ボールにバナナを入れてフォークで潰し、オートミールを加えてよく混ぜ合わせる
- クッキングシートを敷いた天板に少しずつ生地を落とし、フォークなどで5mmほどの薄さに潰す
- 180度に予熱したオーブンで12〜15分焼き、よく冷ましたら完成
犬の手作りおやつ【米粉レシピ】
小麦アレルギーの方でも安心して食べられると注目されている米粉を使ったおやつ。人間だけでなく、ペットも小麦アレルギーがある子は多く、おやつの選択肢が限られるということも。
米粉を使えばグルテンフリーでクッキーやパンケーキなどを作ることができ、小麦アレルギーのあるワンちゃんも問題なく食べられるということが多いです。
米粉を使うともちっとした食感になり、満足度が高く、腹持ちも良いといわれています。はちみつやホイップクリームをかけてぜひ飼い主さんも一緒にお楽しみください。
<材料>
・米粉 50g
・水または犬用ミルク 120ml
・ベーキングパウダー 小さじ1
・オリーブオイル 小さじ1
- 粉類、水、オリーブオイルの順にボールに入れ、よく混ぜる
- フライパンにオリーブオイル(材料外)を少量のばし、生地を丸く広げて中火で熱する
- 焼き色がついたら裏返し、中まで火が通ったら完成
犬の手作りおやつ【無添加レシピ】
愛犬に無添加のおやつを与えるために手作りしているという飼い主さんは多いです。手作りなら飼い主さんが厳選した素材で食品添加物や保存料などを使わず、完全無添加で作ることができ、安心して愛犬に食べさせられます。
お肉や野菜、果物など様々な食材の特徴をいかした美味しい無添加おやつで、愛犬におやつタイムを楽しみながら栄養補給してもらいましょう。
無添加おやつのおすすめレシピのなかにはゼリーやアイスなどの冷たいおやつもあり、暑い日にクールダウンするのにも役立ちます。材料1つでできるレシピもあるので、普段料理をしない方もぜひ挑戦してみてください。
<材料>
・無添加無糖ヨーグルト 500g
・いちご・ブルーベリー 適量
- 製氷皿に細かく切ったいちごとブルーベリーを入れる
- フルーツの上からヨーグルトを流し入れる
※製氷皿を持ち上げトンっと下に落として空気を抜く - 冷凍庫で5時間冷やし固めたら完成
犬の手作りおやつ【魚レシピ】
犬に魚を与えるというのはあまり考えたことがないと思う方もいるかもしれませんが、魚には良質なたんぱく質が豊富に含まれ、消化もしやすいので食欲がないときなどにもおすすめです。
中でも白身魚はアレルギーが起こりにくいとされており、鮭は市販のおやつにもよく使われている食材です。
骨をすべて取り除く必要があるので、少し面倒に感じるかもしれませんが、骨なしの切り身を買えば調理も簡単です。お肉より魚の方を好むワンちゃんもいるので、一度試してみてはいかがでしょうか?
<材料>
・生鮭 1/2切れ
・卵 1個
・ご飯 1/3カップ
- 鮭を焼き、皮と骨を取り除いて細かくほぐす
- 200ccの水を沸騰させ、鮭とご飯を入れる
- 最後に溶いた卵を回し入れ、卵に火が通ったら完成
犬の手作りおやつ【大豆レシピ】
たんぱく質が豊富で栄養食材として知られる大豆には、ビタミンやミネラル、食物繊維なども含まれ、犬にとっても栄養補給に役立つ食材です。
大豆そのものを生で与えるのは良くないですが、納豆や豆腐、おからなどの大豆製品は犬のおやつにも取り入れやすく、それらをよく好むという子もいます。
きな粉や味噌などはごく少量でも風味をガラッと変えられるので、同じおやつに飽きたときの気分転換にもおすすめです。大豆アレルギーを持つ子もいるので、初めて与えるときは少量ずつ様子をみながらにしてください。
<材料>
・納豆 1パック
・卵 1個
・野菜(人参・キャベツ・コーンなど)適量
・ご飯 100g
- よく練った納豆に卵を入れ、さらによく混ぜる
- みじん切りにした野菜をフライパンで炒め、納豆と卵も加える
- すぐにご飯も入れ、混ぜながら中火で数分加熱したら完成
犬の手作りおやつ【ドライフードレシピ】
オーブンやフードドライヤーでしっかり乾燥させたおやつは、他のおやつに比べて長持ちするので、まとめて手作りできて便利です。
ドライフルーツメーカーと呼ばれるフードドライヤーがあれば、ドライフルーツだけでなく、お肉や魚のジャーキーや野菜チップスなども作れ、愛犬のおやつのレパートリーが広がります。
乾燥の度合いでかたさが調整できるので、子犬や老犬には柔らかめに、長時間楽しんでほしいときにはかためにするなど、工夫してみてください。
<材料>
・お好きな野菜 適量
- 愛犬の好きな野菜を5mmほどの薄さにスライスします
(じゃがいもやさつまいもは一度水にさらしておく) - フードドライヤーに並べ、70度で12時間加熱
※水分量や厚さによって時間は調整
犬の手作りおやつ【骨レシピ】
ペットショップに行くと骨を使ったおやつや骨の形をしたおやつがたくさん並んでいます。犬は骨のついたお肉や、肉の旨みが感じられる骨が大好きです。
手作りおやつで骨を使う場合は、喉に詰まらせたり内臓を傷つけたりしないよう十分注意が必要ですが、骨つき肉を茹でて出た出汁をご飯にかけてあげるだけでも犬は喜びます。
市販の骨のおやつにアレンジを加えて、愛犬の好みのおやつにするのもおすすめです。魚の骨は手作りおやつには向かないので、市販品を購入しましょう。
<材料>
・骨付肉(牛豚鶏など)150g
・しいたけ 3〜4個
・生姜 1かけ
・にんにく 1かけ
・りんご酢 20ml
- すべての材料を鍋に入れ、材料が浸るくらい水を入れる
- 圧力鍋で1時間煮て、具材をすくい、冷蔵庫で冷やして上澄みの脂も取り除いたら完成
犬の手作りおやつ【アレルギー対応レシピ】
人間と同じように犬も食物アレルギーを発症することがあり、おやつ選びも慎重に行う必要があります。牛肉・鶏卵・小麦などがアレルゲンとなる犬が多いですが、おやつに含まれる食物添加物に反応する子も。
愛犬のアレルゲンとなる物質を使わず手作りすることで、アレルギー症状を心配することなくおやつを与えらます。
アレルギーがあるのでこれまで与えていなかったという種類のおやつも、使う食材を工夫することで愛犬の体質に合ったおやつに。工夫しながら安心・安全のおやつを手作りしましょう。
<材料>
・米粉 30g
・犬用ミルク 30〜40ml
・はちみつ 小さじ1
- すべての材料をよく混ぜ合わせる
- 容器に分け入れ、電子レンジで1分〜1分30秒加熱
- 串をさして、中の生地がついてこなければ完成
犬の手作りおやつ【カロリーオフレシピ】
愛犬のダイエット中にもおやつを与えたい!という方は低カロリー・低脂肪のおやつを手作りしてあげてはいかがでしょうか。犬は甘いおやつが好きで、市販のおやつはダイエットに向かないものも多いです。
低カロリー、少量でも満足感があって腹持ちの良い食材を使い、おやつの楽しみを奪わずに減量を成功させてあげましょう。
ダイエット向けのおやつでも犬が喜ぶおすすめレシピがたくさんあります。シンプルなものが多いので、準備も調理も簡単です。
<材料>
・鶏むね肉 50g
・野菜(しいたけ・人参・大根など) 少量ずつ
・寒天 適量
- 鶏肉と野菜を小さく切り、水500ccで茹でる
※しいたけはみじん切りにする - 具をすくい、茹で汁に寒天を溶かす
- 具を容器に入れ、寒天を溶かした茹で汁を流し入れる
- 冷蔵庫で冷やし固めたら完成
犬の手作りおやつ【子犬向けレシピ】
日々驚く速さで成長するパピー期には、月齢に合わせたおやつを選ぶことが大切です。小さいときはまだ、かたいものはうまく噛めず、消化もうまくできないこともあります。
生後3ヶ月から少しずつ柔らかめのおやつを与えはじめ、歯の生え変わり時期には少し噛み応えのあるおやつを与え、歯のむずがゆさを緩和したり、グラグラした歯が抜ける手助けをしたりしてあげるのもおすすめです。
子犬のときはしつけやトイレトレーニングするのに大切な時期なので、おやつをうまく活用して、よくコミュニケーションを取りながら愛犬の成長に寄り添いましょう。
<材料>
・片栗粉 80g
・はちみつ 大さじ2
・卵黄 1個分
・野菜ペースト 少量
- はちみつと卵黄を混ぜ、片栗粉と野菜ペーストも入れてさらに混ぜる
- 丸めやすい固さになるまで少しずつ水を加えて調整する
- 小さく丸めて180度のオーブンで約15分焼いたら完成
(大きめに作る場合は加熱時間を調整してください)
犬の手作りおやつ【シニア向けレシピ】
小型犬・中型犬は10歳頃〜、大型犬では7歳頃〜シニア期と呼ばれる時期に入り、歳を重ねるにつれ、噛む力や消化機能が衰えてきます。
食欲も落ち、今まで食べていたドッグフードやおやつを食べなくなる子も。そんなときは愛犬の好む食材を柔らかく、食べやすいように調理してご飯に混ぜたり、おやつとして与えたりしてあげましょう。
脱水にもなりやすいので、おやつから水分がとれるよう工夫することも大切です。子犬のときと同じく、愛犬の体調や内臓機能に合わせて柔軟におやつを変更できるのも手作りおやつの魅力でしょう。
<材料>
・鶏もも肉 50g
・トマト 小1個
・ご飯 30g
・犬用粉チーズ 一振り
・水 100cc
- もも肉とトマトを食べやすい大きさに切り、弱火で肉に火が通るまで煮る(水100cc)
- ご飯を加えてさらに1〜2分煮詰めたら、粉チーズをふりかけて完成
犬の手作りおやつで使ってはいけない食材
犬のおやつを手作りする際に最も注意しておかなければならないのが、どの食材を使うかということです。人間にとっては無害で栄養豊富でも、犬にとっては毒性があり危険な食材もあります。
おやつ作りで使わないようにするのはもちろん、料理中に床に落ちて犬が食べてしまったということがないよう十分注意が必要です。新しいおやつを手作りする場合は、必ず使う食材が犬に与えても良いものなのか確認するようにしましょう。
加熱すれば与えても良いけれど、生のままでは危険という食材もあるので、調理方法についてもよく確認する必要があります。
犬に与えてはいけない食材例
以下は犬にとって命の危険に関わることもある食材の代表例です。少量でも食べさせないようにご注意ください。
ネギや玉ねぎはスープや煮込み料理でよく使うと思いますが、具材そのものを取り除いても中毒となるエキスが残るので、犬用は必ず別で作るようにしましょう。
- ネギ類(ネギ・玉ねぎ)
- にんにく
- アボカド
- ニラ
- ぶどう
- レーズン
- チョコレート
- キシリトール
- アルコール類
犬に与えてはいけない食材は上記の他にもあります。詳しくは以下の記事でご確認ください。
犬が食べてはいけないもの一覧!肉類・魚介類など種類別にわかりやすくご紹介
犬に与える場合に加熱が必要な食材
たまねぎやネギほど危険でなくても、生食は避けるべき食材も多くあります。ささみや馬肉、マグロなどは生食も可能ですが、与えすぎには注意が必要です。
自分で犬のおやつを作る場合は、肉も魚も基本的に加熱することをおすすめします。鶏肉の骨は加熱することで縦に割れやすくなり、愛犬の内臓を傷つけることもあります。肉や魚の骨はしっかり取り除くようにしてください。
野菜ではキャベツや小松菜、白菜、トマトなどは生食可能です。かぼちゃやきのこ類、ピーマン、ブロッコリーなどはよく加熱して与えるようにしましょう。
- 鮭
- さば
- さんま
- アジ
- かます
- かぼちゃ
- きのこ
- ごぼう
- アスパラガス
- いんげん
- さつまいも
- じゃがいも
- 里芋
- ブロッコリー
- ピーマン
- とうもろこし
- チンゲン菜
- もやし
- ナス
犬の手作りおやつの賞味期限は?
犬の手作りおやつには保存料が含まれていないので、市販品に比べて長持ちしないことに注意が必要です。使う食材や調理方法によって変わりますが、冷蔵した場合と冷凍した場合の賞味期限の目安は以下の表を参考にしてください。
冷蔵 | 冷凍 | |
---|---|---|
ジャーキー | 数日〜1週間 | 1ヶ月 |
クッキー | 2〜3日 | 1ヶ月 |
パンケーキ | 2〜3日 | 2〜3週間 |
ご飯類 | 1日 | 1週間 |
ゼリー | 1〜2日 | × |
アイス | × | 1〜2週間 |
寒天やゼラチンを使ったおやつは冷凍すると解凍時に元のようにならないことが多いので冷凍保存はおすすめしません。長持ちしないことを常に頭に入れ、賞味期限内に食べきれる量だけ作るようにしましょう。
犬の手作りおやつを長持ちさせる方法
犬のおやつを頻繁に作るのが難しいという方は、比較的長持ちするジャーキーなどを作るか、冷凍保存をして解凍して与えるといいでしょう。
クッキーは生地の状態で保存した方が長持ちし、元の状態に近い美味しさで楽しめます。手作りおやつを長持ちさせるには十分に冷ました状態で密閉容器に入れて冷凍するのが一番です。
冷凍する際、1回分ずつ解凍できるようにしておくことをおすすめします。一度解凍したものをまた冷凍したり、食べかけのものを再度保存したりするのはやめましょう。
市販でも手作りでも密閉して保存することでより長い間、美味しさを保てます。簡単に真空状態にできる容器なども販売されているので、ご活用ください。
犬に手作りおやつを与えるタイミング
おやつを手作りしたら、すぐに愛犬に与えて反応をみたくなりますね。ただ、いつでも犬が欲しがる時におやつを与えてしまうと、わがままになったり、おやつに飽きたりすることもあります。
おやつを与える最適なタイミングはトレーニングで指示が聞けたときや、良い子にお留守番できたあとです。お手やお座りなどを教える場合は、おやつを見せずに指示を出し、犬がその動作をしたら即座におやつを与えるようにしましょう。
もし朝ご飯の前に黄色い泡を嘔吐するというときは、胃が空っぽになっている時間が長いのが原因ということが多いので、寝る前に軽いおやつを与えてみるのもおすすめです。
こんな時は与えてはダメ!
愛犬がおやつを欲しがっているときや吠えたり唸ったりしているときに、なだめるためにおやつを与えてはいけません。
そのようなタイミングで与えてしまうと、その行動をすればおやつがもらえると思い、しつけが難しくなります。
犬の手作りおやつで注意しなくてはいけないことは?
手作りおやつにはメリットもありますが、間違えた与え方をすると愛犬に悪影響を与えることもあります。以下のポイントを抑えて、愛犬のためになるおやつ作り、おやつタイムにしてください。
犬のおやつをレシピ通りに作っていると味がほとんどなく、砂糖や塩を足したくなるかもしれませんがその必要はありません。人間の感覚で味付けすると塩分の過剰摂取になることも。調味料は使わずにおやつを作りましょう。
いくつか手作りおやつを与えていくと、愛犬の好みの食材がわかると思います。ただ、好きなものばかり与えると偏食し、その他のドッグフードやおやつを食べなくなる危険性があります。栄養も偏るので、おやつも様々な食材を使ってバランスよく栄養が取れるようにしてください。
犬の肥満の原因のほとんどが、飼い主さんが愛犬におやつを与えすぎることです。手作りおやつを喜んで食べてくれる姿がかわいく、ついもっと与えたくなる気持ちはわかりますが、そこはぐっと我慢。甘やかしすぎないようにしましょう。
おやつの量は1日の摂取カロリーの10〜20%まで!
手作りおやつを与えるときは、アレルギー反応を起こしたり、大きさが適切でなく喉に詰まらせたりすることもあるので、留守中には与えないようにしてください。食べたあともうんちの状態などを確認し、問題がないかどうかチェックしましょう。
犬のアレルギーの原因は何?症状や対処法まとめ注意点を守って手作りおやつを活用しよう!
いかがでしたか?犬のおやつはシンプルな食材で簡単に作ることができ、愛犬の体調や体質に合わせてレシピを柔軟に変えられます。
使う食材や与える量・タイミングには注意し、しつけトレーニングのご褒美やコミュニケーションツールのひとつとして、手作りおやつをうまく活用しましょう。