美しい毛並みと賢い性格が魅力のゴールデンレトリーバー。
小さなお子さんがいても飼いやすい犬として紹介されることもあるゴールデンレトリーバーですが、実際の性格がどんな感じなのかというのは気になりますよね。
そこで今回は、ゴールデンレトリーバーの性格についてご紹介!
また、ゴールデンレトリーバーをお迎え予定の方にもぜひチェックしていただきたい、飼育の際のポイントも3点お届けします。
Table of Contents
ゴールデンレトリーバーってどんな犬種?
イギリスを原産国とするゴールデンレトリーバーは、美しい金色の毛並みが魅力の大型犬です。
もともとは鳥猟犬として重宝された犬で、「(獲物を)回収する」という意味の「レトリーバー」という言葉がつけられています。
非常に賢く、従順な性格の犬でもあるため、盲導犬や介助犬、警察犬といった役割を担う子もいます。
ペットとしても人気のある犬種です。
ゴールデンレトリーバーの性格①温和
ゴールデンレトリーバーの多くは、とっても温和な性格です。
神経質ではなくお子さんや小型犬、猫などどんな生き物にも温かく接してくれるので、ファミリー向きの犬でもあります。
乱暴な性格の子は少ないので、小さなお子さんがいるご家庭でも飼育がしやすいでしょう。
ゴールデンレトリーバーの性格②友好的
人間や他の犬、動物に対してとても友好的なのもゴールデンレトリーバーの性格の特徴です。
はじめて会うような人にも警戒することは少ないので、来客が多いおうちでも飼いやすいのではないでしょうか。
多頭飼いをお考えの飼い主さんにもお勧めの犬種でもあります。
ただ、誰にでも友好的な態度を見せるのでいわゆる「番犬」には不向きです。
ゴールデンレトリーバーの性格③従順
飼い主に対して、非常に従順な所を見せるのもゴールデンレトリーバーの特徴です。
「待て」や「来い」といった命令にもきちんと従うのでしつけもしやすいですね。
子犬のうちに主従関係をはっきりとさせ、きちんとしつけをしておくと大きくなってもそのまま従順で育てやすい犬でいてくれるでしょう。
ゴールデンレトリーバーの性格④明るい
楽しいことが大好き!という性格の子も多いゴールデンレトリーバー。
友好的な性格でもあるので、来客時や散歩中に知り合いと会ったときには大興奮してしまう子も多々います。
はしゃぐゴールデンレトリーバーの姿はとてもかわいらしいものですが、体も大きく体重も重い大型犬のため、はしゃぎすぎて相手を押し倒してしまう危険性もはらんでいます。
子犬の頃から人に飛びつかないよう、きちんとしつけるようにしておくのが重要。
ゴールデンレトリーバーの性格⑤空気が読める
非常に賢く、その場の空気をサッと読めるのも、ゴールデンレトリーバーの特徴です。
飼い主同士が喧嘩をしているときも仲を取り持つように間に入ってきたり、悲しいことがあって飼い主が落ち込んでいるとそばに寄り添ってくれたりと空気を読む行動をしてくれることが多々あります。
ゴールデンレトリーバーの性格⑥小悪魔的な一面も
アーモンド状の目で、いつでも笑っているように見えるのもゴールデンレトリーバーの特徴。
優しい性格を表しているかのようでもありますよね。
そんなゴールデンレトリーバーですがとても賢く、悪いことをして叱られているときに聞こえないふりをしたり反省している顔をしてみたりする愛らしい一面も。
小悪魔的な性格にメロメロという飼い主さんも多くいます。
ゴールデンレトリーバーの性格⑦活発
遊び好きという性格の子が多いのも、ゴールデンレトリーバーの特徴。
毎日のお散歩も誘うと喜んでついてくる子が多いでしょう。
また、おもちゃでの遊びも大好き。
元々は鳥猟犬でもあったためか、フリスビーやボールを投げての「持ってこい」といった遊びも楽しめます。
ゴールデンレトリーバーを飼う際のポイント
温和な性格で比較的飼育しやすいといわれているゴールデンレトリーバー。
続いては、飼う際のポイントを3つご紹介します。
お手入れ
ゴールデンレトリーバーの特徴でもある長い毛のお手入れは、とても重要。
ほっておくと長い毛が絡まって毛玉ができてしまうこともあるため、毎日のブラッシングは欠かさないようにしましょう。
ブラッシングは長毛種用の物を使い、皮膚をマッサージするように優しくなでてあげてください。
また、お散歩から帰ってきたあとは足元もしっかり綺麗にしてあげてください。
特に長い毛のゴールデンレトリーバーは足やお腹周りに汚れがつきやすいので、子犬のころからの習慣にするとスムーズにいくかもしれません。
さらに、月に1〜2回ほどのシャンプーも重要なお手入れです。
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ゴールデンレトリーバーを飼育する上で重要なのは、子犬のうちからきちんとしつけをすることです。
比較的温和でしつけもしやすいゴールデンレトリーバーですが、体が大きく力が強いため、しつけを失敗すると人にケガをさせてしまったりすることもあります。
トイレのしつけ
まずは、トイレのしつけが欠かせません。
どこでトイレをさせるかは飼い主さん次第ですが、あちこちにしないよう子犬のうちからしつけましょう。
ダメなことはきちんと教える
甘噛みや飛びかかり、無駄吠えなども子犬のうちにしないようしつけておくことが重要です。
子犬のうちはまだ可愛らしく思えるかもしれませんが、大きくなっても同じように人を噛んだり飛びかかったりすると非常に危険です。
いけないことをしたときは、感情的に怒鳴ったりするのではなく、低い声で「ダメ」と言いましょう。
リーダーウォークで快適にお散歩を
お散歩中はリーダーウォーク(飼い主を引っ張ること無く、リードが緩んだ状態で寄り添いながら歩くこと)を徹底し、グイグイ引っ張る時にはきちんと連れ戻します。
大きな音に驚いて走り出したり、散歩中の別の犬に飛びかかったりすると、飼い主や周りも危険にさらされる場合がります。
ゴールデンレトリーバーは大型犬ですので、どんなときでも飼い主がしっかり対応できるよう、場合によってはハーネスなどを付けることもおすすめします。
犬のハーネスおすすめ15選!人気商品の特徴や価格をチェック留守番、待ても完璧に
さらに、子犬のうちから留守番や「待て」の訓練をすることも重要。
最初は短い時間から徐々にならしていくと、子犬でもしっかりと留守番ができる子に育つでしょう。
ゴールデンレトリーバーがかかりやすい病気
愛犬には、少しでも元気に長生きしてほしいものですよね。
続いては、ゴールデンレトリーバーを飼うときに気をつけたい、かかりやすい病気についてご説明します。
股関節形成不全
股関節に発育不全があるときに起こる病気です。
遺伝的な要因もあるといわれていますが、滑りやすい床や体重増加、過度な運動などが原因で起こることもあります。
悪性腫瘍(がん)
人間でも良く聞く悪性腫瘍(がん)ですが、ゴールデンレトリーバーもかかりやすい病気ともいわれています。
骨肉腫、組織球肉腫が多く見られますので、定期的に検診を受けるよう心がけてください。
胃拡張胃捻転症候群(胃捻転)
何らかの原因で胃が捻転を起こす、命に関わることもある病気です。
早食いを防ぐほか、食後すぐの運動を防ぐことが良い対策ともいわれています。
予防的胃腹壁固定術をあらかじめしておくという方法もありますので、お近くの動物病院で相談してみるのも一考です。
外耳炎
外耳(耳たぶ~鼓膜の手前)に炎症が起こる病気です。
ゴールデンレトリーバーはいわゆる「垂れ耳」のためかかりやすいともいわれています。
愛犬が耳を良くかいていたり、耳から異臭がするときには動物病院で見てもらうと良いでしょう。
温和な性格のゴールデンレトリーバーと楽しく暮らそう!
優しくて明るい性格が魅力のゴールデンレトリーバー。
はじめて犬を飼うという方でも比較的育てやすいといわれているゴールデンレトリーバーですが、大きな体に育つためしつけはきちんとすることが重要です。
また、かかりやすい病気もいくつかあるため、信頼できる動物病院をかかりつけにし、定期的な検査をすることも大切です。
大切なポイントをしっかり押さえ、ぜひ愛らしいゴールデンレトリーバーとの暮らしをお楽しみください!