愛犬のドッグフードがないとき、アレルギーがあり合うドッグフードが見つからないとき、ご飯をどうしようか悩むこともあるでしょう。そんなときは手作りご飯を作ってみてはいかがでしょうか?
ここでは手作りご飯のおすすめレシピや気をつけるべきことをまとめてご紹介します。注意点を守りつつ愛犬に美味しいご飯を作ってあげましょう!
Table of Contents
ドッグフードは手作りできる?
ドッグフードを買い忘れたり、一食分の量も残っていなかったりして、愛犬のドッグフードがないときは代用のご飯を用意する必要があります。
ドッグフードが足りないときはトッピングをプラス、完全にドッグフードがないときは栄養満点の手作りご飯を作ってあげましょう。
愛犬に食物アレルギーがあり、市販のドッグフードの選択肢が少ない場合も手作りご飯が役立ちます。
飼い主さんと同じご飯を与えてもいい?
愛犬の食事は飼い主さんが料理するときに一緒に作ってOKです。選ぶ食材や味付けには注意しなければなりませんが、同じご飯を食べる楽しみも感じられるでしょう。
飼い主さんの料理で使ったお肉や野菜を少しずつ残しておき、犬用に小鍋で茹でてご飯と混ぜるなど、簡単なレシピもおすすめです。
愛犬の手作りご飯おすすめレシピ
自宅で簡単にできる手作りご飯のおすすめレシピをいくつかご紹介します。これらのレシピを参考に食材を変えてアレンジするのもおすすめです。家にある食材を使って愛犬の喜ぶご飯を作ってあげてください。
鶏肉と野菜の出汁で作る雑炊レシピ。柔らかくて消化しやすく、水分もよくとれるので、老犬にもおすすめです。
<材料>
・鶏ひき肉 25g
・野菜(大根・人参・ブロッコリー) 適量
・ご飯 10g
鶏ひき肉と小さく切った野菜に、かぶるくらいの水を入れて柔らかくなるまで茹でる
ご飯を入れて少し煮詰めたら完成
かつお節や納豆を少しだけトッピングするのもおすすめ!
お肉よりもお魚派というワンちゃんにおすすめのレシピです。豆腐も入ってボリューム満点。犬用ミルクがない場合は牛乳や豆乳で代用可能ですが、お腹が弱い子は注意してください。
<材料>
・白身魚(鮭や鱈)30g
・野菜(キャベツ・人参・じゃがいも)適量
・絹ごし豆腐 20g
・犬用ミルク 10g
魚と野菜を小さく切り、かぶるくらいの水を入れて茹でる
(水がなくなりそうであれば追加する)
野菜が柔らかくなったら豆腐とミルクを混ぜ入れて完成
魚の骨は小さなものもしっかり取り除いてね!
多くのワンちゃんが大好きな鶏肉を使ったリゾット。仕上げにチーズをトッピングしてさらに食欲を刺激します。コンソメと粉チーズなどで味付けして飼い主さんもお楽しみください。
<材料>
・鶏もも肉 20g
・プチトマト 2〜3個
・グリンピース 少量
・ご飯 15g
・犬用チーズ 少量
一口サイズに切った鶏もも肉を茹でる
同じ鍋に1/4に切ったプチトマトとグリンピース、ご飯も入れてさらに火にかける
火を止めてチーズをのせたら完成
人間用とほとんど同じ材料で愛犬にも美味しいハンバーグを作ってあげましょう。玉ねぎはNGなので代わりにキャベツや人参、舞茸を使います。栄養をとりつつ食感も楽しんでもらえます。
<材料>
・合挽き肉 150g
・野菜(キャベツ・人参・舞茸)少量
・卵 1/2個
・パン粉 大さじ1
・牛乳 大さじ1
野菜をすべてみじん切りしてレンジで温める
ボウルですべての材料を混ぜてよくこねる
小さめの楕円形にしたらフライパンで両面を焼く。蓋をして蒸し焼きにして中まで火が通ったら完成
お肉と魚、野菜が入った優しい味の豆乳シチューのレシピ。コンソメをプラスするなどして味付けしたら、飼い主さんも美味しく楽しめます。
<材料>
・ささみ 15g
・鮭 15g
・野菜(人参・しいたけ・ブロッコリー)少量
・豆乳 30cc
・水 適量
すべての具材を食べやすい大きさに切る(しいたけはみじん切り)
ささみを炒め、火が通ったら他の具材も加えてかぶるくらいの水を入れて煮る
すべての具材に火が通ったら豆乳を入れて完成
野菜は他のものでもOK!キャベツやかぼちゃもおすすめ!
うどんはドッグフードにはない食感で、ワンちゃんにとっては新鮮!鶏出汁にプラスして仕上げにかつお節をトッピングすることで香りが増します。
<材料>
・鶏ささみ 50g
・うどん 1/2玉
・しめじ 少量
・人参 少量
・かつお節 少量
うどんを柔らかめに茹でて小さくカットする
小さく切った野菜とささみも茹で、ささみはほぐしておく
うどんの上に野菜とささみ、かつお節をのせ、少し茹で汁をかけたら完成
愛犬の手作りドライフードのレシピ
市販のドライフードのようなカリカリのドッグフードも手作りすることができます。
ドライフードをの作り方を調べるとどれも材料が多く、他の手作りフードに比べて時間もかかりますが慣れるとスムーズに作れるようになるでしょう。冷凍保存もできるのでまとめてたくさん作っておくことも。
<材料>
・肉(鶏・牛・ターキーなど) 200g
・さつまいも 適量
・人参 適量
・しいたけ 適量
・すりごま 小さじ2
・小麦粉 100g
・犬用粉ミルク 30g
野菜を適当な大きさに切って茹でる
お肉と茹でた野菜をフードプロセッサーにかけ、ボールで他の材料と合わせてこねる
まとまったら薄くのばし、包丁やピザカッターで格子状に切れ目を入れる
(丸くしたい場合は棒状にして輪切り)
180度に予熱したオーブンで約30分焼き、そのまま冷めるまで庫内で乾燥させる
密閉容器で冷蔵保存したら3日くらいもつよ!冷凍では約1ヶ月!
愛犬の手作りご飯の基本と注意点
愛犬のためにドッグフードを手作りする際の基本や注意点をご紹介します。基本は守りつつ愛犬の好みのご飯にしてあげましょう。
手作りご飯の基本
- 味付けはしない
- 食材は細かく切る
- 肉魚類50%、野菜類25%、ご飯類25%
- 出来たては熱すぎるので冷ましてから与える
犬が食べられる食材を使った料理であれば飼い主さんと同じご飯でも大丈夫ですが、犬用は味付けなしにしてください。人間用の味付けでは塩分の摂りすぎとなることが多いです。
噛まずに飲み込む子も多いので愛犬の口の大きさに合わせて食材を小さめに切ることもお忘れなく。加熱して作ることが多いと思いますが、犬は熱いものを食べるのが苦手なのでぬるくなってから与えましょう。
手作りドッグフードを作る際に重要なのが食材選びです。飼い主さんと同じ食事を与えようと考えている場合は、犬も安全に食べられる食材を選び、適切な方法で調理するようにしてください。
- 肉類:生で与えられるものもありますが、基本は加熱調理。鶏の骨は加熱すると砕けやすくなり危険なので、出汁を取るのに使ったときなども骨は取り除いて与えましょう。
- 魚類:新鮮なものを加熱して使ってください。調理前に常温で放置しているとヒスタミンによる食中毒のリスクが高まります。
- 野菜・果物:皮や種、芯などは取り除くこと。食物繊維は便秘に良いとされますが、与えすぎは下痢の原因にもなります。
- ご飯:玄米は白米より栄養価が高いですが、消化しにくいで柔らかめに炊きましょう。
手作りご飯を与えるのが、ドッグフードがないときの数日であればあまり心配はいりませんが、もし継続して与えるつもりなら栄養バランスに偏りがないか注意が必要です。
様々な手作りご飯を与えていくと愛犬の好きな食べ物がわかるようになります。ただし、喜ぶからといって好きなものばかり与えず、多彩な食材を少量ずつ使うよう心がけてください。
ドッグフードは総合栄養食とよばれ、1日に必要なカロリー量が計算されていますが手作りご飯はカロリー計算を自分でしなければならないので少し手間がかかります。
大体のカロリーを考え、足りないものはおやつなどで補いましょう。その際、おやつを与えすぎてカロリーの過剰摂取とならないよう注意してください。ご飯がメインの食事で、おやつはあくまでも嗜好品ということをお忘れなく。
ドッグフードではアレルギー症状がない場合でも、手作りご飯で初めて食べる食材に反応してアレルギー症状を引き起こすこともあります。食事のときは目を離さないようにし、食後の体調やうんちもよく観察しておきましょう。
飼い主さんにとって美味しい食べ物でも、犬にとっては危険なものがあります。玉ねぎやアボカド、ニラなどは少量でも中毒になる可能性があるので要注意です。
犬に与えてはいけない食材など注意点のまとめは以下の記事でご紹介しています。
犬の手作りおやつレシピ集!注意点や長持ちさせる方法も徹底解説愛犬に栄養バランスのとれた手作りご飯を作ろう!
いかがでしたか?いつも与えているドッグフードがないときは予定外で焦る飼い主さんもいるかもしれませんが、手作りご飯でも愛犬に必要な栄養を補給することができます。
簡単なレシピも多いので、料理が苦手な方もぜひ挑戦してみてください。その際、使う食材や味付けには注意しましょう。