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気をつけたい犬の骨や関節の病気9選!好発犬種・原因・症状まとめ

愛犬の歩き方がおかしい、手足を触ると痛がるなどの症状がみられたら骨や関節に何か異常があるかもしれません。

ここでは犬に多い&気をつけたい骨や関節の病気についてご紹介します。好発犬種は特に注意して病気の早期発見や治療につなげましょう。

犬の骨・関節の病気①骨折

人と同じように犬も何らかの衝撃で骨が折れてしまったり、ヒビが入ってしまったりすることがあります。

犬の骨折はどの犬種にもよくみられ、1歳未満の子犬に多いのが特徴です。この時期は成長途中で骨ももろいため、ちょっとした衝撃でも骨折してしまいます。

<好発犬種>すべての犬種

原因

犬の骨折の原因で多いのは、ソファやベッドから飛び降りたり、飼い主さんが抱っこ中に腕から落ちてしまったりなど。

また、フローリングの床で滑って転んで骨折してしまうこともあります。ソファに階段をつけたり、床にマットを敷いたりして骨折のリスクを減らしましょう。

症状

骨折すると足を地面につけないように歩いたり、歩くのを拒んだりします。人の骨折と同じように骨折した部分が腫れ上がることも。

骨折の治療は手術が必要なことも多く、高額な費用がかかります。子犬のうちからペット保険加入を考えていた方がいいでしょう。

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犬の骨・関節の病気②膝蓋骨脱臼

犬の膝にはお皿のような骨(膝蓋骨)があります。この膝蓋骨が正しい位置から外れてしまうことを膝蓋骨脱臼といいます。

小型犬に多く見られる病気です。

<好発犬種>ポメラニアン、ヨークシャーテリア、トイプードルなど

原因

膝蓋骨脱臼の原因は生まれつき靱帯などに異常があるためや、発育段階で十分に骨や筋肉が成長しないため、などが挙げられます。

そのほか、事故などで強い衝撃を受けたことが原因で発症することもあります。

症状

膝蓋骨が脱臼してしまうと後肢を持ち上げ、地面につかないようにします。また、痛みが伴うため触られるのを嫌がります。

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犬の骨・関節の病気③股関節形成不全

股関節形成不全は、股関節が発育段階で形態的な異常を起こしてしまう病気です。両方の股関節に発症することが多いですが、片側だけのこともあります。

<好発犬種>ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーなど

原因

股関節形成不全は遺伝的素因のほか、成長期の偏った食事や運動なども原因になるといわれています。

これらが原因で寛骨臼と大腿骨頭がうまく適合しないことにより、関節内に炎症を起こします。

症状

代表的な症状には、モンローウォークと呼ばれる腰を振るような歩き方や四肢をつっぱるような歩き方が挙げられます。

また、立ち上がるのに時間がかかったり階段の上り下りを嫌がったりすることも。立っている時に後ろ足の左右の間隔が狭くなるのも特徴です。

犬の骨・関節の病気④骨肉腫

骨肉腫は骨を作る細胞(骨芽細胞)が変異し、悪性腫瘍化したものです。約8割は四肢の骨に発生し、転移も多いといわれています。

大型犬や超大型犬が好発犬種とされていますが、小型犬や中型犬のシニア期に発症する例も。

<好発犬種>セントバーナード、ドーベルマン、ゴールデンレトリバーなど

原因

骨肉腫の原因はわかっていませんが、大型犬に多いことから骨に体重がかかりやすいことや遺伝的な要因が関与しているのではないかと考えられています。

症状

初期には足を地面につかないようにしたり、触られるのを嫌がったりします。進行していくと痛みが増し、ちょっとした衝撃で骨折してしまうことも。

痛みが原因で全く動きたがらなくなったり、性格が変わったように攻撃的になったりすることもあります。

犬の骨・関節の病気⑤レッグ・ペルテス病

レッグ・ペルテス病は、太ももの骨である大腿骨の骨頭部分が懐死してしまう病気です。生後1歳までの成長期の小型犬に多くみられることで知られています。

<好発犬種>トイプードル、ポメラニアン、ダックスフンド、チワワ、パピヨンなど

原因

レッグ・ペルテス病の原因の多くは先天的なものです。しかし、落下事故などの外傷が原因で発症することもあります。

症状

レッグ・ペルテス病を発症すると、その足を地面につけないようにするため不自然な歩き方になります。

また、痛い方の足が細くなるなど見た目の変化も。懐死部分に衝撃が加わることで骨折することもあるので普段の生活でも注意が必要です。

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犬の骨・関節の病気⑥関節リウマチ

関節リウマチ(免疫介在性関節疾患)は、関節に非感染性の炎症が起き、関節液が溜まってしまう病気です。

小型犬での発症が多く、近年はトイプードルの発症例が多いそう。人の関節リウマチと類似しているといわれています。

<好発犬種>ダックスフンド、シェットランドシープドッグ、トイプードルなど

原因

関節リウマチの原因ははっきりとわかっていませんが、自己免疫などが関与していると考えられています。

症状

関節リウマチを発症すると、複数の関節に左右対称性の腫れがみられたり、起床時や休息後にスムーズに立てなかったりします。

進行していくと痛みがひどくなり、歩行も困難に。ステロイド剤の投薬など長期間に渡る治療が必要となります。

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犬の骨・関節の病気⑦前十字靭帯断裂

太ももの骨とすねの骨を繋ぐ役割をしている2本の十字靭帯のうち、前十字靭帯が断裂してしまう病気です。

前十字靭帯はすねの骨(脛骨)が飛び出さないようにするストッパーの働きがあり、断裂してしまうと膝関節が不安定になり歩行に異常が出てしまいます。

<好発犬種>レトリーバー、ボクサー、コーギー、ブルドッグ、柴犬、ビーグルなど

原因

原因ははっきりとわかっていませんが、自己免疫が関与しているのではないかと考えられています。

症状

足を引きずったり、足を上げたままケンケンするように歩いたりするのが主な症状です。また、痛みを伴うため足を触られるのを嫌がります。

犬の骨・関節の病気⑧くる病

くる病は骨の成長に異常が起き、骨が曲がってしまったり関節が腫れてしまったりする病気です。成長期の大型犬によくみられます。

<好発犬種>成長期の大型犬

原因

くる病の原因は、骨の成長に必要なカルシウム、リン、ビタミンDが不足していることといわれています。

症状

手足の動きが鈍くなり、背骨が変形したり、元気が無くなったりもします。骨に必要な栄養が足りていないため、骨折しやすくなるのも特徴です。

犬の骨・関節の病気⑨関節炎

骨と骨を繋ぐ関節部分に炎症が起きることを関節炎といいます。

骨の先端にある関節軟骨がすり減って変形したり、炎症によって滑液(潤滑油のような液体)が増えたりすることで痛みや腫れなどの症状が出ます。

<好発犬種>ミニチュアダックス、チワワ、トイプードルなど

原因

関節炎の主な原因は加齢や肥満、過度な運動、運動不足です。運動のしすぎも足に負担をかけてしまいますが、冬などは寒さと運動不足が原因で痛みが出やすくなるので要注意。

症状

関節炎になると立ち上がるのに時間がかかったり、階段などの上り下りを嫌がったりします。なんとなく愛犬の動作がゆっくりになったかな?と感じた時も一度検査してもらってください。

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愛犬の歩き方がおかしかったらすぐに病院へ

犬の骨や関節の病気では、歩き方や立ち方が不自然になることがほとんどです。愛犬が足を地面につかないように歩いていたり、立ち上がるのに時間がかかっていたりする場合は、早めに病院で検査してもらうようにしてください。

放置しておくと症状が悪化して歩行が困難になってしまうこともあります。家でも愛犬の骨や関節に強い衝撃がかかるリスクがないか改めて生活環境を見直しましょう。