長い眉毛やお髭がチャーミングなミニチュアシュナウザーは、日本国内での飼育数はまだ少ないものの多くの犬好きさんを虜にする犬種です。
今回はそんなミニチュアシュナウザーの性格や飼い方のポイント(必要なケア・気をつけたい病気)などについてご紹介します。ミニチュアシュナウザーの基本情報を知り、飼育の参考にしてください。
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ミニチュアシュナウザーはどんな犬種?
ミニチュアシュナウザーはスタンダードシュナウザーとアーフェンピンシャーを交配して作り出されたドイツ原産の犬種です。体高は30〜35cm、体重は4〜8kgほどで小型犬に分類されます。
日本でペットとして広まったのは1960年代頃からといわれていますが、トイプードルやチワワなどに比べるとまだ日本国内での飼育数は少なめで、あまり見る機会がないという方もいるでしょう。
耳は半立ち耳の子もいれば垂れ耳の子もいて、どんな耳かによって印象が大きく異なります。被毛は毛が密生したダブルコートですが、抜け毛が少なめなのが特徴です。
超小型犬~大型犬人気犬種ランキングTOP3は?【犬の種類一覧あり】ミニチュアシュナウザーの毛色
一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)が認めているミニチュアシュナウザーの毛色は以下の4種類です。この中で日本で一番よく見られるのはソルト&ペッパーです。
- ソルト&ペッパー:アンダーコートがグレー、オーバーコートに黒と白が混ざった毛色
- ブラック:アンダーコート、オーバーコートともに真っ黒な毛色
- ブラック&シルバー:白と黒の色がはっきりとわかれた毛色
- ホワイト:柔らかい毛質で真っ白な毛色
ミニチュアシュナウザーの性格
ミニチュアシュナウザーの性格の傾向をみていきましょう。性格を知っておくことでしつけなどの役に立つこともあるかもしれません。
ミニチュアシュナウザーは基本的に明るく活発な性格です。スキンシップも嫌がらないことが多く、子どもとの相性も良いといえます。
元気がありすぎていたずらしてしまうこともあるので、しつけはしっかり行い、運動不足には気をつける必要があります。
かつてネズミ捕り犬として活躍し、人と協同してきた犬種であるミニチュアシュナウザーは賢く、飼い主に従順です。子犬のうちからしつけを行えばスムーズにさまざまなコマンドを覚えてくれるでしょう。
飼い主さんが大好きで甘えん坊のミニチュアシュナウザーは、寂しがり屋の子が多くお留守番が苦手です。長時間の留守番やスキンシップ不足はストレスや問題行動の原因に。
日頃からたくさんスキンシップを取り、留守番中になるべく寂しい思いをすることがないよう工夫してあげてください。
明るい性格で一緒に暮らす家族にはよく懐くミニチュアシュナウザーですが、警戒心が強い一面があり、他の犬や人には激しく吠えることがあります。
番犬としては活躍しますが、静かにしなければならない時に吠えるのをやめるようしっかりしつけしておくことも大切です。頑固な性格が出ることもありますが、根気よくしつけしましょう。
ミニチュアシュナウザーの性別による性格の違い
個体差はありますが、ミニチュアシュナウザーのオスはメスに比べて活発な性格の子が多いです。飼い主さんにべったりの甘えん坊な子もオスに多いとか。
一方メスは比較的おとなしい性格で独立心のある子が多いです。のんびりしているのであまり遊んだり長時間の散歩に行ったりできないという方と合うかもしれません。
ミニチュアシュナウザーの飼い方
ミニチュアシュナウザーは多くの小型犬種と同様に、警戒心から激しく吠え続けることがあります。子犬の頃から吠えをコントロールするしつけと他の犬や人に慣れさせる社会化トレーニングをしっかり行いましょう。
ミニチュアシュナウザーの毛は長く、絡まって毛玉ができやすいです。毎日丁寧にブラッシングを行い、汚れや不要な抜け毛を取り除くようにしましょう。
毛が伸びすぎると皮膚炎や目の病気などの原因にもなるので、月に1回の目安でトリミングを行うことをおすすめします。テディベアカットやモヒカンカットなどスタイルもさまざまです。
犬のトリミングはいつから?頻度や料金の目安もチェック!ミニチュアシュナウザーは以下のような病気にかかりやすいとされています。日頃から愛犬の様子をよく観察したり、定期的に健康診断を受けたりして病気の早期発見・治療につなげてください。
- 網膜萎縮症
- 若年性白内障
- 糖尿病
- アトピー性皮膚炎
- 尿路結石症
- 胆のう粘液囊腫
ミニチュアシュナウザーに癒されよう!
ミニチュアシュナウザーの性格や飼い方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?ミニチュアシュナウザーはチャーミングな見た目と明るく飼い主さんによく懐く性格で、癒しを与えてくれます。
日々のブラッシングや定期的なトリミングは必要ですが、抜け毛は少ない犬種です。スキンシップ不足はストレスの原因となるので、スキンシップを取りながらブラッシングやマッサージをし、たくさん愛情を伝えてあげましょう。