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犬の年齢は人間でいうと何歳?平均寿命や年齢別の注意点などもチェック

犬の成長は人間よりも早く、平均寿命も短いといわれるけれど、愛犬の年齢は人間に換算すると何歳くらいなんだろう?と気になったことはありませんか?

犬の年齢を単純に人間の年齢に換算することは難しいですが、平均寿命を考慮してある程度どのくらいの年齢になるのかを知ることはできます。それを知ることで、愛犬が一生のうちのどのあたりのステージにいるのか想像しやすく、成長や老化に合わせた対処もしやすくなるでしょう。

ここでは犬の平均寿命や人間に換算した場合の年齢、各年齢でかかりやすい病気など、犬の年齢に関する気になる情報をまとめてご紹介します。

犬の年齢を人間で換算すると

犬の年齢を人間に換算する場合、いくつかの計算方法が用いられています。なかでも犬の年齢に7をかける計算式は、昔よく使われていたものでご存知の方も多いかもしれません。

しかし、犬のサイズや犬種によって成長するスピードや平均寿命なども異なることから、最近では以下のような計算方法が用いられることもあります。

  • 小型・中型犬:(犬の年齢+4)×4=人間年齢に換算
  • 大型犬:12+(犬の年齢-1)×7=人間年齢に換算

出典わんちゃんホンポ「犬の年齢を『人間の年齢』に換算する方法を解説!あなたの愛犬は何歳くらい?♡」

また、アメリカン・ケンネル・クラブ(AKC)という愛犬家団体は以下のような表で犬の年齢を人間に換算した時の数値を紹介しています。

小型犬中型犬大型犬
犬の年齢人間年齢
1151515
2242424
3282831
4323232
5363636
6404245
7444750
8485155
9525661
10566066
11606572
12646977
13687482
14727888
15768393
16808799

参考AKC(AMERICAN KENNEL CLUB) “How to Calculate Dog Years to Human Years”

犬の年齢とライフステージ

犬のライフステージは一般的に幼犬(子犬/パピー)期、成犬期、シニア期の3つに分類可能です。どの年齢でそれぞれのライフステージに変わるかというのは、犬種のサイズによって異なります。

幼犬

犬が生まれてから1歳前後になるまでは、幼犬・子犬・パピー期などと呼ばれ、人間の年齢に換算すると1ヶ月で1歳ずつくらいのスピードで年齢を重ねていきます。生後2ヶ月で2〜3歳、生後3ヶ月で4〜5歳というように一気に成長していくので食事の切り替えやトイレトレーニングなども時期を逃さないようにしましょう。

この時期は小型犬〜大型犬まで人間に換算した場合の年齢や成長スピードにほとんど差がないといわれています。

成犬

成犬期に入る頃から犬種によって成長のスピードが異なります。個体差もありますが、一般的に以下の時期から成犬期といわれることが多いです。

  • 超小型の品種(4kg):生後10ヶ月〜
  • 小型の品種(5~10kg):生後10ヶ月〜
  • 中型の品種(11~25kg):生後12ヶ月〜
  • 大型の品種(26〜44kg):生後15ヶ月〜

シニア犬

シニア犬といわれるようになるのは小型・中型犬では7歳頃から、大型犬では6歳頃からです。この時期の犬の年齢を人間に換算すると44〜50歳頃となります。

犬の平均寿命は?

ペット医療の発展やペットフードの品質向上、予防意識の高まりなどによって犬の平均寿命は伸びてきています。一般社団法人ペットフード協会が発表した「令和2年(2019年)全国犬猫飼育実態調査」によると犬の平均寿命は14.44歳です。

サイズ別の平均寿命をみてみると、超小型犬が15.2歳、小型犬が13.99歳、中・大型犬が13.69歳となっています。

参考一般社団法人ペットフード教会「令和2年(2019年)全国犬猫飼育実態調査」

各犬種の平均寿命は以下の記事でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてね!

超小型犬~大型犬人気犬種ランキングTOP3は?【犬の種類一覧あり】

犬の年齢別~かかりやすい病気~

犬の年齢別にかかりやすい病気の例をいくつかご紹介します。発症率の高さは犬種によっても異なるので、気になる方は愛犬の犬種でかかりやすい病気についても調べてみましょう。

  • 0歳〜6ヶ月:ケンネルコフ・犬ジステンパー・胃腸炎など
  • 6ヶ月〜1歳:寄生虫疾患・胃腸炎など
  • 1歳〜7歳:皮膚炎・外耳炎・胃腸炎など
  • 7〜10歳:関節疾患・心臓病・腎不全など
  • 10歳〜:膀胱炎・心臓病・白内障・腫瘍など

上記の病気の中でも子犬の時期のケンネルコフや犬ジステンパー、フィラリア症などの寄生虫疾患などはワクチン摂取や薬の服用で予防することができるので、ワクチンの種類や摂取のタイミングを獣医師に相談し、しっかり予防するようにしてください。

犬のワクチン接種は必須?予防接種の種類・費用・注意点まとめ

犬の年齢とともにチェックすること

犬の年齢が上がっていくのに合わせ、生活環境や食事なども愛犬がより健康で快適に過ごせるように変えていくことが大切です。犬の年齢やライフステージが変わるときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。

飼育環境

子犬のうち、特に乳歯が永久歯に生え変わる時期(生後4〜6ヶ月頃から数ヶ月)には、なんでも噛みたがるので噛んでもいいおもちゃだけを与え、噛まれると困るものは子犬の届くところに置かないようにしてください。

シニア犬になると足腰の筋力が弱まり、ちょっとしたことでケガをしやすくなります。滑りやすいところや段差などがないか改めて確認し、より安全に過ごせるよう工夫してあげましょう。

フードの切り替え

犬に与えるドッグフードやおやつには対象となる年齢が表示されていることがほとんどです。全年齢対象のものでない限り、基本的に愛犬の年齢に合ったものを選ぶようにしてください。

子犬の時はまだ消化器系が弱く、体の基礎をつくるための栄養がたっぷり必要となるので、高いエネルギー量と高消化性のあるフードを与えます。

成犬になると体重あたりに必要となるエネルギー量が減るため、脂肪分を減らした食事が必要です。子犬用のフードをそのまま与え続けると肥満になりやすいので要注意。

シニア犬は高タンパク質で消化しやすいフードに切り替えます。噛む力が弱くなってきたら、ドライフードをぬるま湯でふやかしたり、もともと柔らかめのセミドライフード、ウェットフードへ切り替えたりしましょう。

ドッグフードの切り替えで下痢に!原因・対処法を徹底解説

健康診断

犬が生まれてから生後6ヶ月頃までは予防接種などで月に1回程度、動物病院で健康チェックを受けることになります。そのあとも年に一度程度は健康診断を受けるのがおすすめです。

7歳頃からはより病気のリスクが高まるので、特に問題がなさそうであっても半年に一度以上の健康診断を心がけるようにしましょう。

犬の健康診断で病気を早期発見!検査内容や費用まとめ

保険の見直し

ペット保険に加入している場合もそうでない場合も、愛犬の年齢が上がる前にペット保険についてもよく確認しておいてください。プランによっては更新年齢に制限があったり、ある年齢を超えていると新規加入ができないこともあります。

保険期間の途中でプランを変更することは原則できないので、解約・変更する場合は更新日前に保険会社への連絡を忘れないようにしましょう。

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愛犬の年齢に合わせて適切な環境を!

犬の年齢や平均寿命などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?犬の年齢を人間に換算する方法はいくつかありますが、計算が面倒な場合はぜひこの記事でご紹介した表を参考にしてみてください。

愛犬の成長に合わせて飼育環境や食事、保険なども変更が必要となることもあります。愛犬がより快適に元気で過ごせるよう、各ライフステージで適切な対応をしてあげてくださいね。